第19話 サックス1

そして次の日月曜日。

「山本さんおはよう。」

「上川くん、おはよう。」

そうして授業が始まった。

1時間目は英語だ。

「はい、今日はペア学習をします。」

「ペアになって〜」

「今日はペアで自己紹介してもらいます。」

長くなるので省く。

そして1時間目も終わり…

次は2時間目の授業は数学だ。

「上川くん、数学得意だよね、教えて。」

「いいよ。」

それで僕は山本さんに数学を教えてあげた。

山本さん視点

上川くん、いつも優しくて、なんでも教えてくれるし、遊びに誘ったら、真っ先にライン早く返してくれるし、私の希望で公園いってその後ショッピングセンターに行ったけど上川くんは文句も何も言わなかった。そんなところに本格的に好きになっちゃった。

そして時は過ぎ部活動で。

「はい、今日から1年生も本格的にやってもらおうかなと思います。」

「山本さん、ついに練習にも参加できるね!」

「そうだね!」

「まずは楽器を決めます。」

「希望がある人〜?」

「名前もゆって言ってちょうだい」

「はい、高橋 美香です、私の希望はトランペットです。」

「はい、松永 大地です、僕の希望はサックスです。」

「はい、小林 凌久です、僕の希望はトロンボーンです。」

「はい、上川 海斗です、僕の希望はサックスです。」

「はい、山本 七瀬です、私の希望はサックスです。」

「1年生は、サックスが多いわね、」

「でも、ちょうどサックス2.3年生で少なかったわね。」

「みんなこれでいいかしら?」

「はい、いいと思います。」

「じゃあそれで行こうかしら。」

「あと、楽器は学校のレンタルか購入になります。」

え、購入、高そうだな、帰ったらお母さんに聞いてみよう。

「保護者さんとよく話し合って決めてください。」

そして部活も終わり…

「山本さん、同じサックスだね。」

「そうだね。」

「山本さんってサックス買うの?」

「うん、たぶん買うと思うよ。」

「そうか、もしかしたら僕レンタルになるかもしれない。」

「高いもんね〜」

「買うなんてゆったら、お母さんになんてゆわれるか。」

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