第4話 介護者は、犬を飼っていいのか。
中途半端に、イッヌを飼うべきではない。
それは、誰でも、わかる。
特に、今まで、イッヌを飼った人なら。
でもね。
夫婦共に、60過ぎてて、同居の家族がいないなら、飼わない方がいい。
だって、自分達の生活も、危うくなるでしょう。
厳しい意見。
だけど、
命を預かる大切さをわかってほしい。
イッヌには、あなたしかいない。
ここに一つの例がある。
夫婦共に、介護のサービスを受けている。
同居している長女には、精神疾患があるから、
生活支援のヘルパーだ。
知り合いから、5歳のイッヌを譲ってもらった。
以前に、シェパードを飼っていたからが理由だ。
当然、イッヌは、ヘルパーには、馴れず、イッヌを買い慣れていると自負しているル夫婦は、リードで、固定する事をしていなかったので襲いかかった。
ヘルパーは負傷。
2週間程度の傷を負った。
考えて欲しい。
このヘルパーは、訴えることはなかったが、もし、保健所に申し立てたら。
ヘルパーの事業所は、引き上げ、ヘルパーに生活を、お願いしていた家族は、
しばらく、ヘルパーが入れない状況になった。
自分達の、生活だって、人の手を借りているのに、
前にイッヌを飼うなんて。
簡単な事ではない。
このイッヌは、以前にも、飼い主が2人いた。
一人目は、結婚で手放し。
二人目は、施設入所で、手放した。
3人目だった。
まだ、5歳なのに。
十分に、手をかけられないなら、飼うべきではない。
他人に怪我をさせるだけでなく、自分達の生活まで、犠牲になるから。
飼うと後悔する。
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