第2話「山荘とピザ、死は参る」
しかして事件当日になった訳である。
誤っておこう、
ここはもうじき殺人現場になる。
と、言っても、
私が主犯であるからだ、しかし雇われもいる。
つまりは、私が殺したところで、二人の事件性が生じるのだ。
これをつまり、共謀というか、運命的多発テロというべきかは。
またまた読者に既存するものなのだと思う。
しかしてこれから、
ダイニングにつく、
出前と雇ったピザの店主
これだけで事件性が生じるだろう。
私はミステリーを書くつもりだが、
言葉を知れば事件になり証拠になりえる。
つまり事件ではなくとも、
言葉を巻けばいい、それだけで錯綜とするだろう。
よくしゃべるのはピザの店主だ。
実に気さくで、実に、愛らしい。
しかして男なのに可愛いとは、私もまた、いたたまれなく、思う。
ピアノを弾けるらしいと、まで話したが。
そこでピザッ子とは破断した。
つまり、あちらは幸せらしい。
と、まぁそこまではご理解願えたろう。
つまり、この山荘には、
私と、ピザの宅配君がいるのだ。
二人っきりなんて、
実に事件になりそうだ。
なんてやましい話は山荘でよく起こると言われてる。
なんてテンプレートを読みつくしたミステリアン達は
もう飽きてるのでなかろうか。
致し方ない、また筆をしたためよう。
では、しばしアリス殺人事件の事を話したい。
なんて、それもまた、この山荘にとっておきの、
木から牡丹餅の、奇遇、であろうか。
考えてくれ、
ぜひとも、
二人の仲に、アリスが居る。
これは想像であって、ミステリーでもない。
つまり、これは私個人の、ミステリーアングルなのだが。
想像を客観的にとらえた場合、
それはピザの子とピアノの話しがし終えたところ。
アリスと二人きりになったのだ。
これはつまり、宅配ではなく、定員事態が、居座った。
もしくは、帰っていず、
店に戻らず、
ここで隠れたという事ではなかろうか。
つまりこれがアリスだ。
ピザの福音が、アリス。
ここまでくれば、これもまた。
山荘では魅惑の響きだろう
アリス殺人事件、この妄想だけで
ミステリアンにとっては、最高の褒美ではなかろうか。
ではでは、
かくれんぼと行こうか。
やるかやられるかの、金曜日、
この13日に
私は光を見て、また、愛をこさえる。
では脈もいいところで、またの日に。
ミステリーを語ろう。
おっと、諸君、これは、まだ事件にもなってない、
つまり、ここからだと言うことを、お忘れなく、
では、帳簿はつけたかな、
なんて、言いえて妙だね、
しかと、御覧じよ。
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