第55話 お城…初体験です!
こうして、朝食の為食堂へ
かなみは、出かける前にドレスに着替えさせられるだろうから今日はジーパン猫の柄のTシャツ
聡もジーパンに紺のロンT
紗友里は水色と白の縦ストライプのワンピースだ
かなみのみ調理場に案内される
朝食のメニューを見せてもらい
聡は文句言わずに食べるだろうから量だけ少し減らしてもらう。
かなみも昼食会があるので少しでいいです。と
紗友里にはコーンスープがあったのでそれだけ出してとお願いする
「ヨーグルトってなんですか?」とシェフ
「ヨーグルトは牛乳に乳酸菌を入れて発酵させたもの
これです。」とアイテムボックスからヨーグルトを出す
「いただいても?」とシェフ
「どうぞ。でもこれは作れないかも」とかなみ
「少しの酸味とクリーミーでほんのりと甘みもありますね
発酵していると言っていましたがチーズとは違うんですね。」とシェフ
かなみは向こうで牛乳はこうやって販売されていてヨーグルトっていうのもこういうので売られているので自宅のヨーグルトメーカーで増やして食べてるから
作り方知らないんだと説明した。
ヨーグルトメーカーは温度を一定に保って時間まで保温してくれる機械なんだと説明する。
シェフはほうほうと珍しそうに聞いてくれて
保存は冷やすんです。とかなみが説明し終えると
なるほどと納得してくれた。
「普段食べてるだけで絶対食べないといけないものじゃないから大丈夫です。
わがまま言ってすみません」とかなみは言った。
「いえいえ、色々な料理が知れて新しい発見がたくさんあり有意義でありがたい」とシェフは言ってくれた
かなみはそこから食堂へ案内され、みんなにお待たせしましたと声をかけて席に着かせて貰った。
みんなで朝食を食べて
では、後程と部屋に戻る
1時間ほどだろうか食休みの時間があったので、窓から小さなバルコニー?ベランダ?に聡と2人出て一服タイムだ
その後、ドレスなどの準備の為着替える部屋に案内された
その前にかなみはメイクだ
一応王族に会うなら仕方ないと、普段は眉毛とパウダーで済ませているところをフルメイクの下地を作り上げる。あとはドレスを着た後だなと途中でやめておく。
何せドレスはまかせっきりにしてしまったのだ色すらわからん(笑)
そして、ドレスへと着替えた。
「「くっ!苦しい!」」かなみと紗友里の呻きがあがった
そう。コルセットである。
かなみのたるみには必要かもしれないが、紗友里の若い整った体に必要なのか?と
かなみは漠然と思った。
あとで、あのデザイナーさんに会ったら聞いてみようとそっと思うのだった
(つかさ、コルセットつけると胸目立つから嫌だな…きっとさゆも同じこと…)
母と娘は顔を見合わせはぁ…とため息をつくのだった
着替えが終わり、かなみのメイクと紗友里もほんのりメイクをしてもらって終わると侍女さんたちは戻って行った。
「これ、昼ご飯食べれないよきっと」と戻って来た聡に言うかなみ
「すごいね。綺麗だよかなみ。さゆちゃんも」と聡が驚きの声をあげる
「座れる?マミ?」と紗友里
不安なようだ。
「そうね、これ本来日本なら立って写真撮るのがせいぜいだからね。座って食事する服装ではないのよね。ま、結婚式とかすると座るわね。一生に1度?2度?程度かな(笑)」かなみは一度失敗しているので一応2度と訂正した。
「そっか。」と仕方ないとどこか納得する紗友里
「ちなみに式の間新婦である花嫁は食べれません。なので目の前に食事が出されるだけらしいよ。ママ写真しか撮ったことないから聞いた話だけど」とかなみは情報の修正をする
「マジか!」と紗友里
「どれすがコルセットじゃないなら食べる人もいるかもだけど、基本レンタルだからね。シミとかつけたら大変だし」とかなみ
「確かに」と紗友里
食べたくないもの食べなくていいならちょうどいいかと思ったのだった
そんなことを考えていると
かなみがスマホをアイテムボックスから出して
紗友里に写真撮って!とお願いするのだった。
聡との2ショットである
ブーケがないのが残念だなぁとかなみは思った
でも、聡とドレスで写真が撮れたのは良かった
スマホは電波は無いがカメラ機能は使えるので思い出思い出
ちなみにかなみのドレスはロイヤルブルーに近い色のハートカットのベルラインドレスだ
ベルラインとはいえ向こうでは着席しなければならないのでちょっことパニエ程度である。かなみのお尻がもともと安産型であるのもあってそこまでしこまなくても綺麗なラインが出るというのもあるのだ。くそっ
首から肩にはレースのフレンチスリーブのような形で薄い布が付いていた。
手には手袋だ。
(これ、食事の時は…どうしたらいいんだろうか…)こっそり思ったかなみだった
聡は警察の儀礼服のようなスーツだ。めちゃくちゃカッコイイ
紗友里は薄いパープルのオフショルダーのプレンセスラインのドレスだ
表面には刺繍が全面に施されていて高そうである。
みんなで馬車に乗り込んで出発である。
アーノルドさんが注意をしてくれた
城に着いたら話しかけられることが多いだろうが一緒に居るから返事は任せてくれと
問題が起きたら困るからというものだった。
よろしくお願いします。と伝えて静かにしていることにした。
王都自体に城壁はあったが、城自体はちょっと高めの坂の上にでかでかと城壁付きで建っていた
シンデレラ城ですかね?って感じだったシンデレラ城行ったこと無いけど
跳ね橋みたいなところから門へ入る
馬車から降りるまで止まることはなく
お城の敷地を走っていくのだった。
どうやら、家紋入りの馬車で行くことを伝えているので今回は中の確認は入口でOKになっているらしい
警備的に大丈夫なのだろうか?と思う聡だった。
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