第15話 サニー視点(元上司を添えて)
「やっほー♪サニーちゃん、元気?おお!元気過ぎて新しい魔王を殺しちゃうくらいなんだね?安心したよ…ん?あぁ彼、大魔王になったんだ?早いね〜」
「は?いや、え?ウル…様?」
なんでこのタイミングで現れたんでしょうこの
レオ様に何かされるとか、普通考えますよね?あ、レオ様のスキルの説明をしないと
「あ、忘れないうちに使わないと。
え〜と、確かこの辺に…あった、あった♪」
私が話し掛けようと近づくと、ウル様は
懐から一つの玉と万華鏡を取り出しました。あの二つは確かウル様のコレクションにありましたね。なんだったか…
「サニーちゃん、目を閉じるか守るかした方がいいよ?3、2、1[隠者の宝玉]
発動!」
ピッッカァァァァァーーーーーーーーーー
「え?ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?この
目が、目があああぁぁぁぁ前にもあったぞこんな事!!なんで同じ事をするんだ
この魔道具、隠密系の能力がある物だ!
…しばらくして光が収まり私の視力が回復して元凶を睨もうと視線を向けると、
そこにいたのは…
「いや〜これ、初めて使ったけど…かなり眩しいね?持っててよかった、サングラス♪」
サングラスをしたウル様でした。なんで
自分だけしっかり準備してんのに元とは
いえ部下の分は無いんだよ!?
この
「…用件は何ですか?ご自身の後釜を殺した私を裁きに…はタイミング的におかしいし、そこまで他者に
「うん?あ〜彼自体にはある意味興味あるよ?でも、僕が一番興味を持ってるのは別の事、彼の元いた世界の事さ」
あ、なるほど…って!なら最初から
【転移】なんて使わずに本人に聞けば…
いや、駄目だ。レオ様も
重度の面倒くさがりだから、必要性を
感じないと話さない。では、どうやって
レオ様のいた世界の情報を得る?私が
そんな事を考えていると、ウル様は今度は万華鏡を弄りだした…
小声で何か言っている。何だ?
「え〜と、今回は僕とサニーちゃんだけでいいから、人数設定は二人で万華鏡に少量の魔力を流して…お〜いサニーちゃん、
ちょっとこの万華鏡に少量でいいから魔力流して〜そしたら起動させるから」
この人は何で説明をしないのか…はぁ…
とりあえず聞かねば…それに伝えねば…
疲れる、とても。話してるだけなのに…
「その前に聞かせて下さい。何をする気なんですか?あと、伝え忘れていましたが、レオ様は蘇生スキルをお持ちです」
「ん?彼の魂に刻まれてる記憶を視るだけだよ?知りたいでしょ?彼の過去。へ〜、最初から凄いスキル持ってたのに更に蘇生スキルまで…それなら『後釜が死んだから戻ってこい!』とか無いね?ラッキー♪」
想像以上にとんでもねぇ事しようと
してる、この
そして、やはり軽い。…にしても魂に
刻まれてる記憶を視る?そういえば
そんなのが
ような…あぁ、そうだ。
これ[思い出の万華鏡]だ。指定した者の記憶を指定した存在だけに視せる物で最初に見た時は『情報収集に便利だなぁ』と
思ったんですよね〜思い出しました。
でも、今
「他人の過去を暴くとか正気ですか?!
最低ですよ!いくら元大魔王だってやっていい事と悪い事があるんですよ!?そんな事も分からないんですか?!」
私が正論を言っているのに何故かニヤニヤしている
「そんな事言って〜サニーちゃんだって
気になってるんじゃないか〜…君の左手、今どこにある?そして、何してる?」
「?何を言って…………うぇ!?嘘!?」
信じられない事に私の左手は万華鏡に
触れていた。…だけでなく魔力もキッチリ
流していた。体が勝手に…ハッ!まさか、ウル様のスキル!?そうだ、
そうに違いない!私がこんな最低な事を
望むハズが無い!
「言っとくけど、僕は他者を操るスキルは持って無いからね?というか知ってるでしょ?僕のスキル全部。その上で僕のスケジュール管理してたのサニーちゃんじゃん」
うっ…確かに。
「そんなに落ち込む事かい?今の君の反応は僕から見たら正常だと思うけどね?」
「……え?」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
元大魔王、実は帰ってきてました。
(・∀・)
いや〜自由って素晴らしい!憧れるね〜♪
タイミングがある意味よかった理由は…
また後で。元大魔王の出現率は…そうだな人気次第かな?
と、いう訳で『元大魔王また見たい!』
って方は、応援、フォロー、
コメント、☆、気が向いたら、
レビューをお願いします。
???「
ハイハイ貴女の出番はまだまだ先よ〜
戻って戻って〜はぁ…サッサと出した方がいいのかな?でもな〜
???「
いい加減に戻れっての!
聞いて!?
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