禊系配信者はどうやら祠を壊すようです。
Kyowl
第1話 隣月キョウは今日も禊を回復する
いまやVTuberが闊歩する時代。そんな時代に人の心に這いよる美しい毛並みの狐が誕生する。
今日もまた人に寄り添う狐が窓を開ける、
「みんな~こんキョウ!今日は前回の麻雀配信で3回ラスをしちゃったから禊配信として苦手なホラーゲームをするね…」
・こんキョウ〜
・こんキョウ!いつも禊配信してない?
・ビビりのキョウさんを見に来ました〜楽しみ~
・こんキョウ〜いったい禊何個あるの?w
「も~、聞いてよぉ…だって仕方ないじゃぁん…トップ走ってたのに国士無双2連放銃とか聞いてないじゃんかぁ、あれはむりだよぉ…と、まぁそういうことなんでね!負けたからには禊としてホラゲやってくよ~」
ふふ~ん皆には悪いけど今回は僕の悲鳴は聞かせないからね~♪今日のために無料でできて配信映えして尚且つそこまで怖くないという神にも等しいホラゲ探してきたからね!
「今日やってくゲームは狐を題材にしたゲーム!名前が、え~っと(山に住みし狐の在り処)だよ~」
・え?それって……
・…それやるの?wマジ?
・あちゃぁ、それ見つけてきちゃったかぁ
「え、なになに?まさかヤバイやつなの?そんなぁ…怖くないって書いてたから引っ張ってきたのに~」
・いや、その、ね?
・怖くはないんだよ怖くは。
・怖くないけどそれクソゲーって言われてるやつ。
・今軽く調べたけどホントにキョウちゃん調べた?低評価しかないけどこのゲーム
な、なんだ怖くないならいいや、これで禊が1個回復するなら万々歳だよ~♪
「怖くないなら尚更お得だよ~♪じゃあ早速やってくぞ~」
・本音出てるぞ、
・これ禊って言えるのか?
・禊の皮を被っただけのただのゲーム配信じゃね?
「そこうるさいヨー…はじめちゃうからね~」
画面に映らない程度の怪しい炎が一瞬、ほんの一緒だけパソコンの画面を走りさっていった…
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