桜色の旋律

第24話 永遠の誓い

春の風が心地よく吹き抜ける季節、佐藤芽衣と高橋莉奈はそれぞれの大学生活を送りながら、特別な絆を深めていった。友情と愛情が交差する中、二人の関係はますます強固なものとなっていた。

ある日の放課後、芽衣は莉奈に電話をかけた。

「莉奈、今日の夕方、ちょっと特別な場所に行かない？」

莉奈は興味深そうに答えた。

「どんな場所なの？」

「それは秘密。でも、きっと気に入ると思うよ」

莉奈は微笑んで了承した。

「わかった、楽しみにしてるね」

夕方、芽衣と莉奈は大学近くの美しい庭園に足を運んだ。庭園は満開の花々に囲まれ、静かな雰囲気が漂っていた。

「ここ、素敵な場所だね」 莉奈が感嘆しながら言うと、芽衣も同じように感動していた。

「本当に。この場所は、私たちの特別な思い出を作るのにぴったりだと思ったんだ」

二人は手をつなぎながら庭園を歩き、静かな時間を楽しんだ。鳥のさえずりと花の香りが二人の心を癒してくれた。

「芽衣、今日は本当にありがとう。あなたと一緒にいると、どんな場所でも特別なものに感じるよ」

芽衣は照れくさそうに微笑んだ。

「私もだよ、莉奈。あなたがいるから、私はいつも幸せなんだ」

その言葉に、莉奈の胸が温かくなった。

「芽衣、これからもずっと一緒にいようね」

芽衣は深く頷き、莉奈の手をぎゅっと握った。

「うん、ずっと一緒にいよう」

その瞬間、芽衣は自分の心の中で新たな決意を固めた。彼女はポケットから小さな箱を取り出し、莉奈に差し出した。

「莉奈、これを受け取ってくれる？」

莉奈は驚きながら箱を開けた。中には美しいペンダントが入っていた。

「芽衣、これ…」

「このペンダントは、私たちの絆を象徴するものなの」