当たり前に
朝の光に
顔をしかめて
「もうちょっとだけ」って
布団に潜る君
トーストが焦げても
笑いながら
「いってらっしゃい」って
背中を押してくれる
小っちゃなことで拗ねたり
言いすぎてしまう夜もあるけど
沈黙の中でつないだ手が
「ごめんね」を伝えてくれるんだ
特別じゃない言葉たちが
いつの間にか魔法みたいで
気づいた時にはもう
この日々が
愛になっていた
あたりまえに
君がいる
それだけで世界が優しくなる
夢の途中
迷いながらでも
君となら
ちゃんと歩いていける
あの日の
「好き」が育ってく
“ふたりの毎日”
になっていく
幸せって
こんな風に
そっと形になるんだね
買い物リストのメモのすみ
「アイス、バニラじゃなくていちごね」
って落書き
お揃いのマグカップに注いだ
ココアの香りが今日を始める
疲れて帰る夕方
玄関の靴が並んでるだけで
あたたかいって思えるのは
君がここに
いてくれるから
ドラマみたいなことなんて
この先もないかもしれないけど
何気ない今が
一番胸を打つんだよ
あたりまえに
君がいる
誰よりもそばに
いてくれる
昨日より今日
今日より明日
少しずつ
深くなってくこの気持ち
風が吹いて
季節が変わって
ふたりもきっと
変わっていくけど
「ただいま」って
言う声だけは
変わらずに響いていてほしい
ねぇ
この未来を
選んでくれて
ありがとう
あたりまえに
君がいる
それが
僕のしあわせ
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2025/06/19
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