最終電車
最終電車の音
耳をすり抜けて
君の名前だけ
まだ胸に残ってる
交わした言葉より
交わせなかった想いが
夜の隙間にこだましてる
走り出した足は
あの日のままで
もう君のいない道を選べないまま
「さよなら」さえも
言えずに残った
夜明けに君の声が
響いてる
街灯の下で
探した面影
笑った顔とか
泣きそうな背中とか
覚えてるのに
もう届かないのは
きっと僕だけが
まだ止まってるから
明日が来ることに
怖がってたのは
君じゃなくて
僕だったと気づいた
「好きだよ」さえも
言えずに終わった
夜明けに君の声が消えてゆく
もしもあの日
もう少しだけ
強く
なれてたなら
君の
手を離さずに
この夜を越えられたかな
走り出した足は少し
痛いけど
止まったままの
僕を連れて来たい
「ありがとう」って
今なら言えるの
夜明けに君の声が
優しくて
少しだけ前を
向けた気がした
さよならはもう2度とさ
会えなくなる気がするから
また会おうって言わせてね
私がいなくなるその時まで
私のことを忘れないでね
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2025/06/06
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