そばにいるよ




ふと見上げた

午後の空

風がカーテンを揺らしてる

何気ない

その景色に

君が重なって見えたんだ


いつも強がって笑う君が

崩れてく

その瞬間とき

あたしの胸が

どこか痛くて

息が詰まる


ねえ君に

今届けたくて

いくつも言葉探してる

でも本当は

ただ一つだけ

“そばにいるよ”

それだけでいい


見えない痛みに

気づけなくて

ただの

“いつも通り”を

信じてた

名前を呼ぶ誰かの声に胸が

少しだけ

苦しくなる



遠くからでも

見てたんだよ

頑張ってたこと

こぼさない涙の意味も

ずっと知ってたんだ


ねえ君が

今苦しいなら

手を伸ばして

ここにいるよ

でも本当は

気づいてほしい

“その背中”に

愛があること



勝てないよって思ったんだ

名前呼ばれる

その響きに

けど、不思議だね

あたし今

笑っていられる


ねえ君に

今届けたくて

いくつも

言葉探してる

でも本当は

ただ一つだけ

“そばにいるよ”

それだけでいいんだ



_________________________



2025/05/23

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