『忘れないでいてくれる?』
如月 煌
第一章:母の変化
「悠人、お母さんがまたおかしなことを言い出したの」
美咲が弟に電話をかける。
母の認知症が進み、時間が逆戻りするように なっていた。
「お父さんはいつ帰ってくるの?」(離婚したことを忘れる)
「悠人はまだ小学生なんだから、早く宿題しなさい」(大人になった息子を認識できない)
「美咲、お弁当作ってあげるからね」(仕事で忙しかった頃の記憶に戻る)
美咲は笑って受け流そうとするが、母の中で「今」が失われていくことが怖くてたまらなかった。
一方、悠人は「仕方ないことだ」と冷静に受け止めているように見えた。
「俺は忙しいし、母さんが俺のことを忘れようが仕方ないだろ」
しかし、本当は過去の確執が心に引っかかっていた。
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