武装戦機神アキレウス
@banzai123
第1話 最終防衛作戦
西暦3106年 地球静止軌道上
「各砲門開け。目標、前方敵艦隊。艦首航宙魚雷管要員、スタンバっておけよ」
「イェッサー。各砲門、一斉撃ち方用意、目標、前方連合軍艦隊!」
狭い航宙戦艦の艦橋内に、艦隊司令と艦長の声が反響する。地球軍艦隊旗艦、ロンドン級航宙戦艦"ネルソン"の特殊加工のガラス窓の向こうには、同じ様に砲塔を動かす地球軍艦隊の姿が見える。これから始まる一大決戦に、皆が緊張していた。
ここを突破すれば、悲願の地球侵攻は目前と意気込む連合軍。それを迎え撃つは、背水の陣を強いられ、否応なしに士気の上がった地球軍。両軍の航宙艦隊決戦が、今始まろうとしていた。
「主砲斉射30秒後に機動部隊を出撃させる。各員は砲撃戦の用意、急げよ」
「総員へ、これより我が第一艦隊司令、リチャード・マルクス大将閣下より訓示がなされる。良く耳を傾けるよう!」
そこまで言って、艦長は傍らの司令席に座る男にマイクを手渡す。マイクを受け取った男、リチャードは咳払いし、マイクを口に当てる。
「諸君。我が友邦諸君。国家同士の軋轢を超え、美しき故郷を守らんと集った戦士諸君。今次大戦における勝敗は、まさにこの一戦にかかっている。敵は総力を以て、防衛ラインの突破を目論むだろう。我が艦隊は戦艦5隻、重巡19隻、その他艦艇93隻。敵は戦艦8隻、重巡21隻、その他艦艇103隻。残念ながら、数の上では彼らに分がある。だが、それがなんだ。戦争は単なる数で決まるものでは無い!諸君らの勇気と闘志があれば、必ず敵を撃滅出来る!今こそ、地球人類の意地を奴らに見せつける時だ!誇りを持って進め!諸君らが義務を立派に果たすことを期待する!」
リチャードがマイクを切ると、艦の各所から弾けんばかりの歓声が上がる。それは、艦橋内でも同じだった。他でも無い、リチャード自身を除いて。
(数で負けているからと、こんな演説で誤魔化さねばならぬとは...。中世期の真似事までして...)
この戦いにおいて、地球軍側が不利だということは、彼は誰よりも理解していた。故に一層、演説に舌が乗ったのだ。しかし、彼、と言うより地球軍には最後の切り札があった。
(ベツレヘムの照準が向くまでの辛抱だ。それまで耐え忍べば、我らにも希望がある)
超大型惑星破壊砲、ベツレヘム。過去に2番砲ゴルゴダと共に惑星戦争の元凶であった惑星サーテ、マーラを破壊し、宇宙に平穏をもたらした絶対の調停者。今次大戦では人道の面から使用されなかったが、追い詰められた現在、ようやく軍総司令部から"敵艦隊の殲滅"のみに使用許可が下りたのだ。
現在ベツレヘムはアフリカ中央部、経度30度線に位置している。決戦は地表の太平洋の中央付近で行われる為、自転等を考慮して砲台をレールで移動するには、およそ2時間。二時間の間、敵の猛攻を抑える必要があった。不可能では無い数値だった。
「機動部隊、発艦用意完了。いつでも行けます」
「そうか。黒影中隊は今どこに?」
「中隊は現在、敵艦隊中腹部に接近中。機動戦の開始と共に、艦隊に突撃する予定です」
黒影中隊...。地球軍の新型人型機動兵器、アームズ・モビル《A.M》を運用する精鋭部隊である。連合軍で運用されているのは過去の惑星戦争で開発されたSF-7"バイキング"宙間戦闘機を改修したSF-17"パイレーツ"。地球軍で運用されているのは独自開発されたBF-201"ピースメーカー"宙間戦闘機であり、人型兵器の投入は旧時代の面影を残した兵器に対して、圧倒的なアドバンテージを得られると司令部は睨んでいた。
現在黒影中隊はその名のように、ステルス装備に身を包んで連合軍艦隊を奇襲痛撃せしめんと、正に影の如くスペース・デブリの陰に身を潜めているのである。
「艦長、総司令部からオペレーション・バグラチオンが発令されました。敵艦有効射程2000kmに入り次第、砲撃戦を開始せよとのことです」
オペレーターが緊張の面持ちで報告する。敵艦隊との距離は3000km、時間にして30秒後と言ったところか。
「非戦闘員は居住ブロックへ退避!総員は対ショック用意!」
10、9、8...。この宙域を渦巻く人々の思惑とは対照的に、メインモニターに映されたデジタル時計は無感情に時を刻んでいく。それが0を描いた時、
「撃ち方始め!」
リチャードが艦を揺らすほどの大声で命じた。ほぼ同時に、全ての艦艇からレーザー砲の赤い光線が迸り、一斉に連合軍艦隊に向け伸びていく。間もなく到達したレーザーが連合軍の艦艇を貫き、抉り取り、爆発の光華を瞬かせる。
「敵艦隊の多くに被害を与えたようです!や、やった!」
別のオペレーターが上擦った声で伝える。リチャードはあくまで冷静に、
「機動部隊、全機発艦!制宙決戦に勝利し、敵艦隊への血路を切り開くのだ!」
言葉の直後、ネルソンを初めとする宙間戦闘機格納能力を持つ艦艇から次々とピースメーカーが発艦していく。地球の為に、二度と帰らぬ覚悟を決めて。リチャードはそれを哀しみと期待の瞳で見送った。
しかし、その間に連合軍艦隊は体勢を整え、反撃に転じようとしていた。灰色や黒色に統一された地球軍の艦艇とは異なり、赤色や黄色で塗装された異形の艦艇...、クロック級航宙戦艦からパイレーツ戦闘機が発艦し、ピースメーカーと交戦に入る。艦隊は次々と反撃の砲撃を行い、地球軍艦隊に被害を与えていた。ロンドン級の2連装レーザー砲が、クロック級の単装リニア砲と単装レーザー砲が、ピースメーカーの高誘導翼下ミサイルが、パイレーツのレーザー・ガンが入り乱れ、閃光が瞬く度に命が宇宙に散っていった。
その戦いを、地球軍大尉ミナ・カルラはデブリの陰から眺めていた。彼女は黒影中隊の隊長であり、数少ない女性士官でありながら、地球軍きってのエース・パイロットとして戦果を挙げていた。
「大尉、俺たちゃいつ出るんです?機動部隊はもう交戦してるってのに、俺ァいい加減焦れちまいましたよ」
隊員の1人、ナット・グレーグがいつもの口調でおどければ、
「ナット、私語は慎め。作戦行動中だ」
と、ハリコフ・ニールが咎め、
「そう焦るな。間もなく私たちが敵艦隊の側面に躍り出て、敵の旗艦を落として見せれば、司令部の連中も我々を認めざるを得ないだろう」
とミナが奮励する。そして、
「良いか皆。この戦いで私達マーシャンが活躍すれば、地球に住む同胞達への差別もきっと無くなる。これは地球の為でも、私達のためでもない、同胞達へ捧げる戦いなんだ。私達は勝たなければならない、この地球で生きるために」
声は聞こえないが、皆が同意した空気が流れる。ミナは少しだけ笑みをこぼすと、
「さぁ...行こうか」
静かに、しかし勇んで叫び、自身の専用機"ヴァルキリア"のスロットルを全開にする。白亜の機体が漆黒の宇宙を駆け、一直線に連合軍に向けて吶喊していく。
ミナは自身のヘルメットのHUDで、側面に展開していたクロック級を捉える。地球軍からの砲撃を受け、エンジン出力が低下したクロック級は、シャチのいる大海を泳ぐ鈍い鯨だった。
彼女は冷静に、装備している携行式リニア・ライフルで艦橋を狙い、最大出力で射撃する。吸い込まれるように艦橋を直撃したリニア弾は中にいるクルーを粉砕し、脳を失ったクロック級は沈黙した。
「まず一隻。まだまだ行くぞ」
「へへへ、おうさ!」
「姐さんの気合いが入ってますなぁ!こちらもやる気になるというもの!」
快活に答えた彼らも、ヴァルキリアの量産機である"エインヘリャル"を上手く使いこなし、次々と敵艦を沈めていく。連合軍は突然の奇襲を仕掛けてきた為、混乱の極みに陥っていた。その隙を突いてミナは別の艦に狙いを定めるが、ライフルを撃つ直前、あらぬ方向からその艦にリニア弾が撃ち込まれた。リニア弾は弾薬庫を直撃、誘爆に巻き込まれた艦は一瞬で爆沈、火球へと変わった。
程なくリニア弾を撃ち込んだ犯人は分かった。左下方に位置していたクロック級だった。恐怖で錯乱した砲兵が破れかぶれに撃った弾が、運悪く味方艦に直撃したのだった。
「実戦慣れをしていない連中などは...!」
その瞬間、機体にアラートが鳴り響いた。HUDにはミサイル接近警報の表示が出ている。
ミナは機体をバレルロールさせると、バックパックに搭載されたフレアを一斉にバラまいた。そして機体を翻すと、ミサイル発射管が開いている艦を見据え、右肩部に装備した190mmフォールディング・レール・キャノンを展開し、その機関部へ射撃した。音速で飛来する弾丸が機関を貫き、致命的な一撃を与える。
「これで二隻」
だが、喜気を滲ませる中隊とは裏腹に、地球軍はじりじりと押し込まれつつあった。
「"ウォースパイト"轟沈!本艦左右に位置していた"アルマーニ""ヴェネツィア"もやられました!」
「第二艦隊が総崩れです。機動部隊も半数が撃墜されました。立て直さなければ、ベツレヘム掃射まで間に合いません」
「後どれくらいだ?」
「司令部からの情報では、現在インドネシア付近。後30分程度です」
「長いな...」
希望の光は、未だ我に向かず...。情報を持っていた全ての将兵が思っていた事だった。
「ネルソンは前に出る。本艦を囮としてでも、集中的な被害を避けるのだ」
「りょ、了解」
「黒影中隊は何をやっているんだ...!火星人共が!」
艦長が忌々しげに悪態をつく。
黒影中隊の構成員は、全員が火星圏から亡命してきた者...、所謂火星人と呼ばれている者で構成されている。惑星連合軍の本拠地はコンキスタ・マーズと名を変えた火星であり、その事から彼らは地球人からは敵意を込めてマーシャンと呼ばれ、差別されていた。
この作戦も新兵器と活躍の場を与えられたと言えば聞こえはいいが、実際は特攻と変わりない。AMに乗ったまま脱走しようにも、それを見越されて機体の各所に遠隔操作の爆薬が仕掛けられている。もし戦域から離れれば即座に機体は爆発し、パイロットは肉片も残らないだろう。
彼らは現在、総合で10隻を沈めたが、100隻以上を擁する連合軍艦隊にとっては爪楊枝でつつかれたようなものである。一方、ミナ達は弾薬が尽きつつあった。
「畜生!いつまで攻撃すりゃいいんだよぉ!」
ナットが悲鳴をあげる。彼のエインヘリャルは対空砲火により右腕を失っており、機体のバランスも不安定なまま戦闘していた。
「撤退命令はいつ...、いや、そもそも出るんですか!?」
ハリコフが怒鳴る。彼もナットと同じ様に右足を損傷していた。他の隊員もどこかに損害を受けており、これ以上の戦闘続行は厳しいと誰が見ても明らかだった。
(恐らく撤退命令は出まい...、我々はベツレヘム掃射まで敵の目を引き付けねばならないのだからな。だが、このままでは持たんぞ...)
腹の中で舌打ちをしつつ、尚も機体を操り、弾幕の間隙を縫いながら飛行する。この頃になると艦隊直掩のパイレーツも戦闘に加わり、じりじりと押されつつあった。正面から二機のパイレーツが接近しているのを確認したミナが操縦桿を動かすと、それに連動してヴァルキリアは自身の腰に差しているブレードを抜き、パイレーツの機首を溶断した。極めて高出力な電磁パルスを用いて刀身を熱することで、通常より強力な破壊力を得られるこの超熱輻射式ブレードと呼ばれる兵装は、黒影中隊全てのAMに搭載されていた。
無惨に撃墜された僚機の仇を討たんと、パイレーツがレーザー・ガンを連射しながら突撃してくるのを見たミナは、迷わずにコクピットに向けて蹴りを叩き込んだ。キャノピーが吹き飛び、中のパイロットは赤い霧となって消えた。
「このまま敵の旗艦へ突撃する、着いて来れない奴はいないな」
「クソが!こうなりゃやってやる!」
旗艦を潰せば、敵の指揮系統を乱れさせられる。そうでなくとも、攻撃のリソースというものを自分達に割かせられる。
(それに、手柄を立てれば地球の同胞への顔向けも出来るというもの...!)
地球に残してきた仲間の顔を思い浮かべながら、ミナを乗せたヴァルキリアはバーニアの青い光線を瞬かせながら舞う。
「雑多な艦に構うな!弾薬を温存しろ!」
対空砲火の機銃弾を、ミサイルを、レーザーを掻い潜りながら超音速でAM隊が突っ込む。
「敵旗艦"レコンキスタ"は艦隊中央、左10°上方300kmにいる。艦の表面にはハリネズミのように対空機銃とRAMが配置され、近付くのは不可能らしい」
「じゃあ、どうすんだよ!?」
「あの艦は構造の欠点がある。大出力を得るためにエンジンを大型化した結果、第一弾薬庫とエンジンの距離がかなり近い。エンジンか弾薬庫をライフルで狙撃すればその威力で両方に被害を与えられるし、そうなれば艦は沈黙したも同然だ」
作戦開始前に送られた情報ログを横目に見ながら、冷静に分析する。全てのAMが装備しているリニア・ライフルの最大出力での射撃は、連合のほとんどの艦艇の装甲を貫くことが出来る、とは技術部隊の言だった。
「!姐さん、見えたぞ!あれが旗艦だ!」
ナットの機体からキャプチャー映像が送られ、メインコンソールに投射される。
「突き出した2つのカタパルト、艦底部の大型レーザー砲、赤い艦体...、レコンキスタで間違いないな」
「っしゃあ!やっとだぜぇ!」
ヴァルキリアが出力臨界に達したライフルとレール・キャノンを構え、レコンキスタのエンジン及び弾薬庫に向けて狙いを定める。
「これで終わらせる...!」
そう呟くその間に、操縦レバーの発射桿を押し込む。ライフルは小さな閃光を瞬かせると、銃口から音速の弾丸が射出された。弾道は真っ直ぐに敵艦に伸び、直撃は免れない...、そう思われた。
リニア弾が貫く瞬間、レコンキスタの艦体が緑の光の膜に覆われた。その膜に飛び込んだリニア弾は瞬く間に消滅し、レコンキスタは何事も無かったかのように悠々と浮かんでいる。
「なっ...、なに...!?」
これまで冷静だったミナの声音に、初めて動揺が混じる。
(照準は正確だった...、何が起こった...!?)
だが、彼女が思案に耽っている間にも戦局は動き続ける。彼女にとって最悪な方向に。
「姐さん、ベツレヘムがもう発射される!離脱しねぇと!」
ハリコフの悲鳴にハッと我に返ったミナは、
「あと何分だ!?」
と尋ねる。
「40秒だ!」
「間に合わねぇよ!」
発射されたベツレヘムのレーザーが艦隊を直撃するまでの予測時間はおよそ5秒、艦隊中央に取り付いている中隊が敵の攻撃を回避しながら全速で離脱を図ったとして、およそ50秒はかかる。
「あの謎のバリアーをリチャード提督のネルソンに送信しなければ...!」
不味い事になる。直感的にそう感じたミナは未だ緑色に輝くレコンキスタをキャプチャーカメラに捉えると、全速で離脱しながらネルソンの回線を強制的に捕まえた。ネルソンのメインモニターにミナとヴァルキリアのコクピットが映る。
「な...!貴様、マーシャン!何を勝手に...!」
「落ち着け、カルラ大尉、どうしたんだ?」
突然のミナの行動に昂る艦長を抑え、リチャードは尋ねる。
「提督、敵の旗艦レコンキスタを補足、狙撃しましたが、不明なバリアーにより被害を与えることが出来ませんでした。ベツレヘム掃射による影響は分かりませんが...」
「...だから、発射は止めろと?」
「いえ。ただ、敵艦隊の完全な壊滅というのは困難かもしれないという話であります」
「...成程な、理解した。だがすまない、既にエネルギーは臨界に達している。発射を強制停止すればどれほどの被害が出るのか...、君らも早く離脱しろ、巻き込まれるぞ!」
リチャードが椅子から身を乗り出して叫ぶ。既に艦隊はレーザー進路上から退避しており、後は発射を待つのみとなっていた。
「やってはいますが、間に合いそうにありません...」
だが言い終わる前に、発射時刻を示すタイマーは0となった。刹那、ネルソンの艦橋は閃光に包まれ、メインモニターに映るミナはノイズに掻き消された。
「これが...、ベツレヘムか...!」
惑星をも一撃で破壊する、死の光...、地球から伸びた光線は、そこにいた人々諸共連合軍艦隊を呑み込んだ。
「クソが、撃ちやがっ...」
無線からナットの声が消えた。
「ナット...!」
悪友の死を認めたハリコフの声が消えた。
「くっ...!振り切って見せろ、ヴァルキリア!」
パイロットの叫びに応えるように、ヴァルキリアのバーニアが紅く輝く。
そのまま紅色の輝きを放ちながら、ヴァルキリアは蒼い地球へと消えていった。
「連合軍艦隊、99%が消滅!残存戦力は撤退を開始しました!」
オペレーターの報告にその場にいた全員がほうっと息を吐いた。地球軍艦隊の損害は61%、約6割の艦艇、兵力が失われた。だが、連合軍の被害と比較してみれば、勝利と考えられる。
「...黒影中隊はどうなった?」
リチャードが安堵を混じらせた声で尋ねる。
「全機、反応ロスト。恐らく巻き込まれたのでしょうが...」
「そうか...」
悪い事をした、と感傷は抱いたが、それでも彼らは勝利に酔っていた。それが彼らの足をすくった。
次の瞬間、連合軍艦隊の在った宙域から緑色の光線が瞬き、ネルソンの艦橋を直撃した。リチャード以下、艦橋に詰めていた要員は完全に蒸発し、ネルソンはその脳中枢を失った。
「な、何!?」
ネルソンの僚艦の中で唯一生き残っていたロドネイの艦長が、突然の攻撃に動揺の声を上げ、即座にオペレーターが解析を開始する。
「なっ...!敵旗艦レコンキスタは未だ健在、損害見当たらず!先程の攻撃は、恐らくレコンギスタの大型レーザー砲から放たれたと思われます!」
「艦長、地球の裏側に反応多数!連合軍の輸送船団です!」
「まさか連中、恒星間移動システムを使ったのか!」
立て続けの報告に、艦長は青ざめる。
「輸送船団、大気圏突入を開始!降下されます!」
「護衛には...、人型兵器だと!?AMが護衛に着いてます!」
「...やむを得まい。これより第一艦隊の指揮は本艦が執る!各艦は直ちに進路を変え、輸送船団の殲滅に向かう!」
この1時間後、艦隊は輸送船団を強襲。その3割を降下前に撃墜した。が、健闘及ばず残った7割は地球に降下、第一艦隊からの警告により待機していた地球軍と交戦を開始した。これにより、遂に地球側は本土決戦となったのだった。
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