第13話

その場はテキトーな嘘を並べ、甲斐さんは自宅へとかえっていった。


「まさか…紺ちゃんと…」


そんなわけないよね…


「ないだろ、甲斐と紺が一緒に住んでるとか!」


「えっ?何でそうなるの?」


いや。でも…こんな便の良い所で、そうそう同じ学校の人が何人も居るはずないよね…


「いや…まさか…でも甲斐が…ちょっかい出してたのは」


光に睨まれて


「っ…何よなんか文句でもあんの?」


思い当たる節がないでもない…


私や他の女子をからかったりしてるのはわかるけど、紺ちゃんをいじってる様子はない。


むしろ…


「嘘でしょ!」


「何だよいきなり…」


まかね…


今日だってさっき紺ちゃんをかばったのは、甲斐さんだ。


甲斐さんは知ってる。


でも、紺ちゃんが働き出した方が先だ…

住み込みってのは嘘ではないはずだし…


「何難しい顔してんだよ」


「やっぱり違うきがする…」


でも、紺ちゃんどこで住み込みなの?

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