第6話

「若、連れてきました」

「あぁ」


黒い椅子に座って

私を舐めるように見回している


「おい、こっちにこい」


私は無言で

若頭さんの元に寄った


「お前ら外せ」


ヤクザさんたちは

部屋を出て

私は若頭さんの膝に座らされた


綺麗な顔をしている

女なんか困っていないんだろうな


顔が綺麗で

ヤクザで反社だったとしても

お金を持っていて

若頭なんて優良物件に

値するのになって


そんなことを

呑気に考えてしまった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る