八月 鍋一杯の柚子ジャム

 お題写真は大鍋いっぱいのオレンジ色の柚子ゆずジャムと、熱湯消毒を済ませたらしき鍋一杯のガラス瓶が並んでいるところ。今にも柚子の甘い香りがしてきそうです。


 「柚子の花」は初夏に咲きます。爽やかな良い香りで夏の季語です。「の花」「花柚子」「花柚」の傍題があります。

 「柚子」だけならば秋の季語です。傍題には「柚子の実」「木守きもり柚子ゆず」があります。

 それと「柚子味噌」(柚味噌ともいう)は柚子の傍題ではなく、独立した秋の季語です。味噌に柚子の皮の摺り下ろしや果汁や酒、砂糖を加えます。「柚子味噌」の傍題には「柚子釜」(柚釜)があります。柚子の上部を切り、実をくり抜いて柚子味噌を詰めて、さっき切ったもので蓋をしたもの。火にかけて香りを際立たせるそうです。


 柚子のジャムを作ったことはありますか? 柚子は高いので、わたしは他の柑橘類で(甘夏とか八朔で)作りますが、意外に簡単なんですよ。まず皮の内側の白い部分を手で剥き取ります。種は取りのけてお茶用のパックなどに入れ、細く切った皮と一緒に水から煮始めます。お好みの量の砂糖を入れて煮詰めますが、焦げないように、ときどきかき混ぜましょう。 弱火で煮込むうちにとろみが出てプツプツと泡が立ちます。トロトロに溶けてきたら出来上がりです。


☆☆ ぷつぷつと煮詰まる匂ひ柚子の鍋


 煮詰まってくると甘い柚子の香りが家中に漂います。この瞬間が幸せ。人選。


☆☆ おとなえば甘きジャムの香柚子の家


 友人の家を訪ねると、玄関先にまで柚子の甘い香りが漂ってきます。ちょうど柚子のジャムを煮ているところでした。その家の庭には立派な柚子の木があって、今年も豊作だったようです。人選。


 

 ひよどりがかじった柚子も鍋の中


 先の友人の家の柚子の実は近在の野鳥も狙っています。ひよどりがつついて穴が開いた実も、細く切ったら分からないので投入したという友人のはなしに笑いました。未提出。川柳用。

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