第12話 あなたはただ生きているだけでいい
人生というのは、決して嬉しいこと楽しいことばかりじゃない。
生きているのが嫌になる日は、遅かれ早かれ、誰にでも来る。もしそれが来ないのであれば、そのひとは多かれ少なかれ、自己欺瞞に慣れてしまっている。
生きているということは、こんなにも難しい。
ただ息をするだけでもしんどい日が、涙がどんどん溢れて止まらない日が、あるいは解離して涙すら出てこないような日が、きっと来る。
それでも、あなたはその日をちゃんと乗り越えていける。
しんどい日は、ただ息をしているだけでいい。
それに感謝する日が来るかもしれないし、来ないかもしれない。
それでも、生きているということは、幸せになる権利を持っているということだ。
美味しいものを食べて、「生きていてよかったなあ」と思う日が、来るかもしれない。
綺麗な景色を見て、「生きていてよかったなあ」と思う日が、来るかもしれない。
素敵な人に出会えて、「生きていてよかったなあ」と思う日が、来るかもしれない。
それは明日かもしれないし、1年後かもしれないし、70歳になってかもしれない。
それでも、生きてさえいれば、その希望はある。
ただ生きているだけでいい。
しんどい日は、ひたすら時間がすぎるのを待つだけでいい。
あしたになれば、あるいは1週間後になれば、あるいは1年後になれば、あなたのこころやからだを痛めている悩みや苦しみは、すこしはましになるかもしれないから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます