孤独を愛した主人公が見つけた、たった一つの光

夜桜しゅり

あの日、私は人を信じることをやめた

高校一年生の時、私はある出来事をきっかけに人を信じることができなくなった。 信じていた人に裏切られ、深く傷ついた。

その痛みは、私の中で膿のようになり、やがて人を信じることへの不信感へと変わっていった。

あれから一年。 私は高校二年生になった。

友達を作ることもしなくなった。

クラスでは浮いた存在だった。 誰かと話すことが苦手になった。

人が集まる場所が嫌いになった。

一人でいる方が楽だった。

部活でも孤立していた。

周りの目は冷たく、私を拒絶しているようだった。 軽いいじめも日常茶飯事だった。

クラスでは、毎日私の悪口が飛び交っていた。 まるで、私がそこにいないかのように。 居場所なんて、どこにもなかった。 私にとって、学校は苦痛でしかなかった。

家に帰れば、一人SNSにアクセスした。 そこには、私の誰にも吐けない想いがたくさん綴られ、フォロワーさんとかから沢山のリプライがきていた。

それが、唯一の捌け口だった。

そんなある日、私は図書室で一人の先輩に出会った。

彼は私を見るなり私に優しく微笑みかけた。

その笑顔に、私はなぜか惹かれてしまった。

「また、明日。」

先輩は、そう言って私に手を振った。

私は、彼の笑顔が忘れられなかった。

それは、私にとって初めての恋心だった。

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