能力 武器生成 のダンジョン攻略
@B6A2C9
第一話 クビになった。そうだ探索者になろう!
突然だが俺は仕事をクビになった。
まぁ解雇予告はでていたのでわかっていたが新しい就職先が見つからず路頭に迷っている。
とりあえず自分でもできそうな仕事ををネットから探す。
画面をスクロールしていくと「ダンジョンに行ってみた」という動画を見つけた。
動画を開き内容を見るとモンスターを倒したり薬草や魔石を取ったりしてお金を稼ごうと言うものだった。
この仕事ならば自分でもできそうだと思い履歴書を書き早速近くの探索者ギルドに行く。
探索者ギルドに着き、受付嬢に話す。
「あのーすみません探索者なりたいんですが」
「探索者登録ですね。履歴書のご提出をお願いいたします。」
履歴書を出す。
「問題ございません。ギルドカードを発行いたしますので少々しおまちくださいませ。」
5分後
「できました。これがギルドカードになります。」
ギルドカードを見てみると、名前があり横にF級と書かれている。探索者には、階級があり一番上からS級、A級、B級、C級、D級、E級、F級となっており階級が上がるにつれ色々なサポートを受けられるらしい。
ギルドカードの下の五つの欄は、スキルが書かれたりするらしいが五つ以上スキルを取ると五つの中から選んでスキルを消せるらしい
「次に、この針使ってギルドカードに血を垂らしてください。」
渡された鋭い針の先端が指に触れると鮮血が一滴出てくる。その一滴の鮮血は、ギルドカードの上に落ちた。
「最後にスキル鑑定行います。こちらの水晶に手を触れてみてください。」
受付嬢に言われ水晶に触れてみる。すると頭の中にスキル名が入ってくる。
スキル名は武器生成と言う名前らしい。
あとは、ダンジョンモンスターからドロップした武器やオーブの売買、武器の貸し出し、スキル使用時のルールを言われた。
早速武器を貸し出してもらい近くのダンジョンに行く。
ちなみに貸してもらったのは、短剣だ。理由は振り回しやすそうだから。
ダンジョンに着き改札機のような物にギルドカードをかざしダンジョンの中に入る。
ダンジョンの中は、洞窟の様になっており進んでみると暗くならずとても不思議だ。
まず俺がしたい事は、スキルの検証だ。確かスキルは武器生成だったはず、俺は、そこら辺の石を拾い武器になるように念じてみると、ただの石ころだったはずの石は小さい石の刃になっている。
確かに成功したがこれだけだと敵に与えるダメージは少ないだろう、だがまだまだ検証は終われない。モンスターから落ちる魔石や薬草、色々な物で検証してみようと思う。
さらにダンジョンの奥に進むと水色のスライムが五匹見え持っている短剣を鞘から出し構え深呼吸をしスライムに突撃をする。
最初に一匹刺し殺し後ろに下がる。倒したスライムは、溶け魔石がでてくる。魔石のサイズは、ペットボトルのキャップ一個分位である。スライムがどのような攻撃をするのか後ろに下がり観察をする。すると、スライムは自分に突進攻撃をしてきた。
その速度に追いつけずお腹に攻撃を受けてしまう。
「う”っ」
体制を立て直すために後ろに逃げる。スライムは、攻撃しようと追ってくるが移動速度は遅く簡単に逃げれる。
後ろに下がり、呼吸を整えある程度回復したので戦いに行くさっきは油断していたが今回は、油断しない。
スライムが四匹見える。スライムは、こちらに気づいたのか攻撃をしようとする。だが俺は、飛んできたスライムを縦に切り倒す。
次は、二匹同時に飛んで来たが咄嗟の判断で横に斬る。
最後の一匹も飛んで来て下から縦に切り上げる。
落ちている魔石を取りポケットに入れ、探索者ギルドに戻る。
探索者ギルドに着き、魔石を売るために受付に行く。
「すみません魔石を売りたいのですが。」
「魔石の売買ですね、こちらの五つの魔石の合計金額は六百円になります。」
そう言われ六百円を渡される。もっと行くかと思ったが良く考えると妥当だと思った。
「またのお越しをお待ちしております。」
探索者ギルドを出てコンビニ弁当を買い家に帰る。
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