基礎知識:ステータス

【基本パラメータについて】


 移動中、戦闘中ともに、味方のポケモンのステータスを確認することができる。ただし戦闘中に一時的に変化したパラメータについては確認できないことに注意。表示されるのはあくまで基本能力値である。


《HP》


 ヒットポイント、いわゆる体力。これが0になると「瀕死」状態となり、行動ができなくなる。瀕死とはいうものの事実上の「戦闘不能」であり、通常のアイテムでは回復もできなくなる。全てのポケモンのHPが0になると「全滅」で、お金が半分になったうえで最後に休んだ拠点まで戻される。


《攻撃》


 物理攻撃の攻撃力に影響する。本作では物理攻撃はタイプによってのみ判定され、具体的には「ノーマル・格闘・飛行・毒・地面・岩・虫・ゴースト」が該当する。


《防御》


 物理攻撃からの防御力に影響する。物理攻撃の定義は前述のとおりである。


《素早さ》


 行動順に影響する。特定の条件下でない限り、1ポイントでも早いほうが確実に先制する。


 野生ポケモンからの逃走率にも影響する。自分のポケモンより敵のほうが素早い場合、逃げるのに失敗する可能性がある(逆に、相手に対して同速以上なら必ず逃げられる)。


 その他、一撃必殺技の成功条件にも関わる。使用者より素早い相手に対しては、一撃必殺技は必ず失敗する。


 内部的には急所(クリティカル)率にも関わるが、素早さそのものではなく種族ごとの基本値で判定される。


《特殊》

 

 特殊攻撃による攻撃力と防御力に影響する。本作では特殊攻撃はタイプによってのみ判定され、具体的には「炎・水・草・電気・エスパー・氷」が該当する。


 ダメージを与えない技や、ダメージ以外の効果を与える技は、物理・特殊とも一切のパラメータの影響を受けない。


【その他のステータス】


《おや》


 そのポケモンを捕まえた(手に入れた)トレーナーのこと。通常は主人公の名前が表示されるが、ゲーム内外の通信交換で手に入れたポケモンはその限りではない。つまり、交換しても元の主を覚えているという意味である。


《IDNo.》


 上記の「おや」が持つIDナンバー。ゲーム開始時にプレイヤーごとにランダムで決定され、以後変化することはない(主人公・ポケモンともに)。IDナンバーが主人公と異なるポケモンは経験値が1.5倍もらえるが、命令を無視することがある。またニックネームを変更することができない。



【戦闘中の能力変化】


 戦闘中の能力変化は、上昇時は基本値の50%ずつ上乗せされる。下降時は少しややこしく、同じ段階の上昇時の逆数となる。1段階アップ(計150%)は分数で表すと3/2なので、1段階ダウンはその逆数である2/3ということになる。


 上昇・下降ともに6段階が最大で、下降後に上昇あるいはその逆のときは相殺される。以下、わかりやすく分数を約分せずに表記する。


上昇:

3/2(150%)→4/2(200%)→5/2(250%)→6/2(300%)→7/2(350%)→8/2(400%)


下降:

2/3(約66%)→2/4(50%)→2/5(40%)→2/6(約33%)→2/7(約29%)→2/8(25%)


 ただし、攻撃が急所に当たった場合はすべての能力変化が無視される。



【命中率と回避率】


 ポケモン固有のパラメータにはないが、戦闘中の能力変化としては存在する。命中率が下がる、あるいは回避率が上がるごとに、上記の「能力下降」と同様の倍率が、技の命中率に対してかかる(回避率下降および命中率上昇の効果は存在しない)。


 例えば命中率が1段階下がると、元の命中率が100%の技でも2/3(約66%)まで落ちる。命中率1段階ダウンと回避率1段階アップが重なると、2/3の2乗で、約44%まで下がる。



【状態異常について】


 狭義の「状態異常」は、ステータス画面に表示されるもののみを指す。具体的には「毒・麻痺・やけど・眠り・凍り」の5種類のみが「状態異常」である。


 共通の性質として、戦闘終了後も自然回復しないことと、既に状態異常になっている場合は他の状態異常を一切受け付けなくなる。また野生ポケモンを何らかの状態異常に侵すことで、捕獲率が向上する。


《毒》


 戦闘中は行動後に最大HPの1/16を失い、移動中は4歩ごとに1ダメージを受ける。 本作では移動中の毒ダメージでもHPが0まで下がり、全滅もする。特に序盤は注意が必要。毒タイプを持つポケモンは毒状態にならない。


 状態異常としてはペナルティが薄めなので、敢えて毒状態を維持することで他の状態異常をシャットアウトするというテクニックが存在する。


《麻痺》


 ターンごとに1/4の確率で行動不能になる。さらに素早さが1/4に低下する。


 素早さ低下が厄介で、これを食らうとダメージが目に見えて蓄積していく。食らう頻度が多く、高確率でこの状態を引き起こす技も多い。ポケモンセンターに戻れない場合は早めに回復したい。


 追加効果による麻痺は、その技のタイプと同じタイプを持っていれば防げる。たとえば電気タイプは「電気ショック」などの追加効果では麻痺せず、ゴーストに対する「舌でなめる」も同様。ただし電気タイプであっても、「電磁波」のように直接麻痺させる技を防ぐことはできない。


《やけど》


 戦闘中は行動後に最大HPの1/16を失い、さらに攻撃が1/2に低下する。


 毒に似ているが移動中のダメージはない。かわりに物理攻撃力が下がってしまう。炎タイプの技の追加効果でしか発生しないので、ゲーム通して食らう機会が非常に少ない。また炎タイプを持つポケモンはやけど状態にならない。


《眠り》


 最大で6ターンの間、一切の行動が不能になる。


 食らうと何もできなくなる。さらに本作では目覚めた直後には行動できないので、相手のほうが素早ければ延々とハメられることもある。耐性もつけられないので、とにかく先に動けなければ外れるのを祈るしかない。


 RPG一般から見ると非常に奇妙なこと(にもかかわらずポケモンシリーズでは常識)だが、戦闘が終了しても眠ったままであることに注意。


《凍り》


 一切の行動が不能になる。炎タイプの技を受けるまで回復しない。


 非常に厄介な状態異常で、食らったら実質的にアイテムを使用しない限り解除不可能である。「吹雪」では大ダメージとともに追加効果として3割という高確率で発生するので、終盤の某トレーナー戦ではこれをどうにかする必要がある。氷タイプを持つポケモンはこの状態にならない。



【その他の特殊状態】


 「宿り木のタネ(ターンごとにHP吸収)」や「混乱(ランダムで自分自身を攻撃)」といった特殊状態(「状態異常」との区別のため、慣例的にこう呼ばれることが多い)は、状態異常とは異なり複数同時にかかる。その一方で、戦闘が終了したり他のポケモンに入れ替えたりすれば、その時点で効果は完全に消える。


 戦闘中の能力の増減についても同様である。ポケモンを入れ替えれば強化も弱化もリセットされる。逆に言えば、ポケモンが1匹しか残っていない状態で能力低下や特殊状態を食らうとかなりのピンチである。

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