緑の中の中欧より〜森の香りの絵葉書物語
@masamasa0930
第1話 絵葉書の向こうのワルシャワ
絵葉書の向こうのワルシャワ
2025年2月7日
親愛なる孫たちへ
ワルシャワの街角から、元気いっぱいのババ(おばあちゃん)です!
今日はこの美しい街のことを、絵葉書にしたためることにしました。
ワルシャワはね、まるで時間が折り重なっているみたいな街なのよ。
第二次世界大戦でほとんどが破壊されたのに、昔のままに復元された建物が並ぶ旧市街を歩いていると、本当に400年前にタイムスリップしたみたい!
私が訪れたのは、バルバカン(城壁の門)の近くにあるカフェ。
ここで地元の老婦人と知り合ったの。
名前はヤドヴィガさん。
彼女は昔、この辺りに住んでいたけれど、戦後、家族とともにクラクフへ移り住んだそうよ。
でも、毎年冬になると、この場所に帰ってきては、ワルシャワの歴史を語るのが習慣なのですって。
「この街はね、不死鳥のように何度でも蘇るのよ」
と、彼女は優しく微笑んで言った。
そう、ワルシャワの人たちは、どんなに街が壊れても、何度でも立ち上がってきたのね。
ババもそんなふうに、いつまでも元気に冒険を続けたいわ!
さて、お腹がすいたババは、ワルシャワ名物のピエロギ(ポーランド風の餃子)を食べに行ったの。
レストランで注文したのは、「ルスキェ・ピエロギ」というじゃがいもとチーズの入ったもの。
北海道で食べられる、チーズ入りの芋餅みたいな感じかしら。
もちもちした皮の中に、クリーミーな具が詰まっていて、口に入れるとほっとする味。
まるで日本の家庭の味噌汁みたいに、心があたたかくなるのよ。
あとね、市場の屋台でザピエカンカというストリートフードも食べたわ。
これはフランスパンの上にキノコとチーズをたっぷりのせて焼いたもので、仕上げにケチャップをかけるのがポーランド流。
カリッと香ばしくて、お散歩のお供にぴったりだったわ。
あなたたちへのお土産に、ポーランドの特産品である琥珀(こはく)のイヤリングを買ったわ。
かわいいハチの形のネックレスとキーホルダーと。琥珀は、木の樹脂が何百万年もかけて固まった宝石。
ワルシャワの人々の強さの象徴みたいで、とても素敵だと思ったの。
この街には、まだまだ面白い話がたくさんあるけれど、それはまた次の絵葉書でね!
ババはまだまだ旅を続けるわよ。
愛をこめて
ババより
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