勇者召喚〜神様チートで成り上がる(仮)

ソルト塩

始まりの街編

第1話 オーマイゴッド

『あなたたちには勇者として世界を救ってもらいます』



ある日の朝、俺たちはいきなりそう言われた…



…どうしてこうなった?!

読者のみんなのためにも1つずつ思いだしていくぜ…


今朝、俺は普通に学校にいって、教室でだらだら話していたんだが…

いきなり床が光って気づいたら全体が真っ白の世界にきて、で、今…


やっぱりわかんねぇな?!

え、え、どういう事だよ、世界救うとか…


…ぶっちゃけ荷が重くね?


「おい!どういう事だよ!」


あ、ちなみに今叫んだのはクラスでちょーっと嫌われてる不良(笑)の悪堂 剛くんね。


『貴方達は勇者として異世界の人間に召喚されたのです…

しかし今のまま行ってはすぐに死んでしまう、だから私が介入し、祝福を授けるためここに呼びました。』


なーるほど?なんか力あげるから戦って来いってことね。

力だけ貰っても無理じゃね?

とは思うけど本来はそれもなしなのかな?話し方的に。


あれ?てか今クラスメイト何人いるんだろ?


俺が辺りを見回すとそこには悪堂含め5人のクラスメイトが居た。


俺意外と朝早いタイプだからなぁ、、それが仇になったか…!

少なすぎる気もするけど、勇者パーティとして考えたらこんなもの?

いや俺悪堂と戦うとか嫌なんですけど、後ろから刺されそうで。


そんなことを考えているとクラス委員の聖 光輝(ヒジリ コウキ)が恐らく神っぽいやつに質問を投げかける。


「祝福とは何でしょうか…?

行く世界とはどのような世界なのかも教えて欲しいのですが…」


『あなた方が召喚される世界はRPGのようなもの、と考えてください。

祝福とは力、あなた方の自分の中のナニカを100倍にしてあげましょう。』


「何かを100倍、ですか…」


100倍とか太っ腹だなおい。

でも力とか速さ、何選んでも1つ飛び抜けてるくらいじゃやってける気しなくね?


『貴方の疑問にも答えましょう。』


と、いきなり神が俺の方を向いて話しかけてくる。


え、心が読めるの?


『ええ、神ですから。』


あ、ほんとに神なのね、まあこんなことできてる時点でそらそうか。


『先野 伸助(サキノ シンスケ)貴方の疑問への回答としては、選んだ物以外の能力等はあちらの世界で伸ばせば良い、ということです。』


あれ、俺有名人?

なんで名前知って…って神だからだよね、うん。

まあそれはいいとして、そんな簡単にはいかなくね…?


『あちらの世界にはステータスやレベルもあります、祝福を上手く使えば他の能力等を上げていき、世界を救うことも可能、と私は判断しました。』


あー、そっか、RPGみたいなとこなんだもんな…

それじゃも一個質問なんだが…


と、俺が心の中で会話していると悪堂が割り込んできた。


「おい!テメェらだけで話されてもよく分かんねえんだよ!」


と俺に向かって叫んできた。


あ、よく考えたら口に出してねえわ。


「悪い、神様に通じてるから口に出すの忘れてたんだけど、ようは1つの能力がほかの人より優れてても世界とか救えなくね?って話してたんだよ。」


「確かに、それでステータス、か。」


「あん?つまりあっちでも強くなれるから心配すんなってことか。」


と、聖と悪堂が返す。


『時間もあまりありません。

祝福を決めた方からこちらへ。』


すると神が急かしてくるので俺は慌てて近くのやつに話しかける。


「おい、魔央、お前はどうすんだ?」


「えっ、わ、私?

私は…動いたりするのは苦手だから、RPGなら魔法があるはずだし魔力にしようかなって思ってるけど…」


こいつは幼馴染の御使 魔央(ミツカイ マオ)

確かにこいつは運動とか昔っからてんでダメだった。


「魔法か、そっち方面もあったな。」


「シンはどーすんの?」


「俺?俺は、、まだ悩み中。」


「まあ確かにいきなりだもんねぇ…

もう皆決めて行ってるし、私先行ってるね、神様急いでるっぽいから、シンも決まったらすぐ来るんだよ!」


「ああ、すぐ行く!」


と、魔央に言ったはいいものの…


(どーすっかねぇ…)


「俺は力だ!力を100倍にしろ!」


「僕は、守り、防御力を100倍にしてほしい!」


悪堂や聖、他のクラスメイトも次々に先に決めて転移されていく。


(でも、何かが引っかかる…)


俺はよーく思い出す。

神様の言葉の違和感。


(何かっていうのは能力だと俺は思っていたが、、)


そして気づいたら白いこの部屋にはとうとう俺と神しか居なくなっていた。


『まだ決まりませんか?

先野さん。』


「もうちょい待っ…ん?あれ?」


『どうかなさいましたか?』


必死に神の言葉を思い出していくと、神のある言葉がよみがえる。


「なあ、祝福を上手く使えば向こうで選ばなかった能力等も伸ばせる、って言ったよな?」


『ええ、確かに。』


「など、ってのはどういう意味だ?」


『そのままの意味ですよ。』


やはり、そういうことか。


「100倍に伸ばせるのは単純な能力だけじゃない!!」


(つまり、寿命や所持金なども対象って事だ!)


「いや、それどころか成長率なんかを100倍にしたら一瞬で…

いやそれは地雷だ、そんな事しても俺の才能じゃ一瞬で頭打ちに…頭打ち?」


『ふふ、決まったみたいですね。』


「ああ、俺が選ぶのは、才能、俺の才能を100倍に伸ばしてくれ!」


『はい、それでは、異世界に送ります。

頑張ってくださいね、期待していますよ。』


神が微笑み、光が溢れる。

あまりの眩しさに俺が目を瞑り、開くとそこは


森の中だった。


「あ、あれ?皆は…?」















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