闇祓いシ 

片栗粉

プロローグ

のどかな休日の朝、公園では子ども達が楽しそうに遊び回っている。

その公園は住宅街の中にあり、周りは一軒家で囲まれている。公園には子ども達の保護者や、近くの家の老人が集まり談笑をしている。それぞれ、子ども達を見つめる瞳は優しさや愛おしさがつまったものであった。

それはまさに平和そのものの光景。しかし、その家々の中にはひときわ異質な家が一軒あった。

その家の二階には少女が住んでいる。真夏だというのに少女は毛布にくるまり、ガタガタと震えていた。テレビがつけっぱなしになっており、ニュース記事を読み上げる、キャスターの声が響いていた。

「ごめんなさい、ごめんなさい。許してください。ほんとにごめんなさい」

少女はニュースなど気にもせず、ただひたすらに謝り続けている。

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」

テレビのコンセントはもう抜かれていた。

『次ノ、ニュースデス・・・』

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