第5話
「多分、先生の想像通りですよ」
と私は瀬乃先生に返事をした。
「そうか。。。
じゃあ教室行くか。失礼します。」
と瀬乃先生はなんとも言えない表情で、理事長室から出ていくので、
「たけちゃん、またね〜」
とたけちゃんに手を振り、理事長室を後にした。
私は瀬乃先生の一歩後ろを歩きながら、
なんとなく先生の後ろ姿を眺めていた。
先生の足が止まったので、私も止まってしまった。
「おい、葉山。お前、なんでウチの高校来たん
だ?
辛く、ないのか。」
「それはもちろん大切な人の通ってた高校に通い
たかったからですよ?
辛くないのかですか、、、
もちろん、辛いですよ?」
私はこちらを見ている先生に微笑み歩きだした。
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