第9話

 ――翌日。


 その日もまた、前日と同じように俺はアゲハちゃんと同じ車両に乗り込み、痴漢するタイミングを窺っていた。


 昨日、キスと太腿への痴漢を行ったことで、開発は再び進み始めた。

 おまけに、アゲハちゃんの俺への好感度もまた上がり始め、ついに10%を突破した。


 これだけ色々と上がれば、俺の側でできることの幅も広がりそうなものである。

 そんなことを考えながら、俺はまだ未開拓のアゲハちゃんの領域……おっぱいを、後ろから抱き締めるような格好でいきなり鷲掴みにした。


「……っ! ふぇぇ!?」


 驚きの声を上げ、俺の腕の中でアゲハちゃんがびくっと体を硬くする。

 すかさず俺は、彼女の耳元で囁きかけた。


「ごめんごめん。驚かせちゃったかな?」

「……? お、おじさん? あの、えっと……」

「いやー、ごめんごめん。今日も電車が混んでてさ。おっぱい触ってるみたいな感じになってるけど、これ、ワザとじゃないんだよねー」

「へ? あ、そ、そうなん、ですか……?」

「うん。やっぱりさー、満員電車ってつらいよね。身動きとかできないし、そのせいでこうやってくっつくと痴漢って言われたりしちゃうしさ。やっぱりさー、そういう風に見えちゃうもんなのかな?」

「わ、わたしは分かってますからっ」


 愚痴を装って口にした俺の言葉に、アゲハちゃんがそう返してくる。


「うん? 分かってるっていうのは?」

「わ、わたしはおじさんがわざと触ってるわけじゃないって、分かってますから……」

「そっかそっか。アゲハちゃんは良い子だね~。よしよし」

「あンっ!」


 そんなことを言いながら、アゲハちゃんの胸をよしよしもみもみする。

 柔らかく、しっかりした質量のあるそれを、手のひらの中でこねくり回すのはなかなかに楽しい。下着のせいで多少手触りが硬い気もするが、それもまた『触ってる感』を高めるのに一役買っていた。


「ひゃ、ん、はぅ……お、おじさん? なんか、手の動きが……」

「ああ、ごめんね。電車の揺れで転ばないように踏ん張ってると、つい手に力がさ~」

「な、なる……ほど?」

「それに、ほら、アゲハちゃんの体もせっかくだから支えてあげようと思ってさ」

「あ……そうだったんですか。支えてくれてありがとうございますっ」


 そんなわけないだろ。

 適当につけたそれっぽい理由をあっさり信じてくれて、俺は内心ほくそ笑む。


「いや~、ありがとうって言える子は立派だよね。育ちが良くて教育もしっかりされてる感じで……本当にアゲハちゃんみたいな良い子見たことないよ」

「そんなこと……ん、ない、です。はぅ……ま、まだまだ、わたし……未熟だし……あ、はぁぁ……」

「未熟なんてことないと俺は思うけどなー。ほら、立派な大人だって思うよほんと。ほんと、


 そう言いながら、下から持ち上げるようにして胸を揉む。

 制服の上からでも分かる大きさは、ずっしりとした重みを感じさせてくれていた。


 それから、人差し指で乳首の位置を探り当てるかのようにまさぐっていく。

 次第にアゲハちゃんの息遣いは、刺激を堪えるような、「ん……」とか、「ふぅぅ……」といったものになっていく。


「アゲハちゃんは大人だよ。すごーく立派で、とっても大きい♡」

「ん……はぁぁ、そんな、ことぉ……。みんな、わたしが子どもっぽいって……」

「大丈夫大丈夫。俺はアゲハちゃんが子どもじゃないって、ちゃ~んと分かっているからさ」


 そう言いながら、耳元にも息を吹きかけていく。

 すると胸を触っている時以上に、アゲハちゃんは体をビクビクとさせてを見せていた。


「はぁ、んん……お、おじさん、声、近い、ですぅ……」

「満員電車だから、仕方ないんだよ。それとも、声が近いと……何かよくないことでもあるのかな?」

「ん……そ、そういうわけじゃ、ないです、けどぉ……♡」


 アゲハちゃんの声に、だんだんと艶が乗っていく。

 すぐ目の前にある首筋をよく見てみると、うっすらと赤らみ始めているのが分かった。


 ――アゲハちゃんも、興奮し始めている?


 そのことに気づくと、俺は思わず、ズボンの下でいきり立っているムスコを、スーツと制服の布越しに彼女のお尻へと押し付けていた!

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