久々の学校で旧友(級友)との再会と…
遅れて学校に行き、職員室で遅刻の理由を説明した後、俺は自分の教室へと向かった。
なんて説明したかって? 『両親が朝から争っていて遅刻した』と言ったら、先生は複雑そうな顔をしながらもすんなり解放してくれたよ。
まあ嘘ではないからな、朝っぱらからナニを争っていたんだか……
今の俺の精神年齢と両親の年齢はわりと近いはずなんだが、若々しいというか幼稚というか…… 元気だから良いのだが、相変わらず両親の仲は良くて…… 息子としては複雑だが微笑ましくもある。
しかし、両親に言われたから仕方なくというのもあるけど、また高校に来て授業を受ける事になるとはな……
あの頃は勉強なんてしたくないし高校生も楽じゃないと思っていたが、社会に出て仕事をする事に比べたら、学生の頃はなんて楽で自由だったんだと思ってしまう。
まあ、色々考えたいところではあるが、どうせ家にいてもやる事もないし、これから何をどうすればいいのかも分からないから暇潰しに丁度良いか。
そんな事を考えながら教室に入ると、授業中なのでクラスメイト達は声をかけて来ることもなく俺の姿をチラリと見て、再び教壇に立つ先生の方へ顔を向けていた。
さて、俺の席は…… おっ、あそこだけ席が空いているからあそこっぽいな。
そして席に着くと、斜め後ろの席に座る男子生徒が小さな声で話しかけてきた。
「おはよう、城ノ内くん」
「おう、久しぶりだな…… 宇藤」
「久しぶりって…… 昨日も学校で会ったじゃん」
おっと、そうなのか…… 俺にとっては十数年ぶりくらいなんだけどな。
コイツの名前は『
ただ、ゲームに夢中になると性格が変わるんだよなぁ…… ゲーマーあるあるなのかな? そういう所も面白いからとよくつるんでいた。
「城ノ内、寝坊ー? また夜更かししてゲームしてたんでしょー?」
「いや、違うって、俺も色々大変なんだよ」
宇藤と話していると、俺の隣の席に座る女子が話しかけてきた。
「嘘だぁー! だって寝癖ついてるよ? ふふっ」
この女子の名前は確か『
可愛らしく少しギャルっぽくて、誰にでもフレンドリーに話しかけ、男女問わずスキンシップが多めなタイプの女子だ。
だけど高校卒業してから…… 不良っぽいゴリラみたいな男とか金持ちの男、ガリ勉メガネみたいな男と同時に付き合っていて、それがバレて修羅場になったとか…… 最終的にはタヌキみたいなかなり年上の親父と結婚して玉の輿に乗って、しかも裏では若い男と不倫してたとか…… あまり良い噂は聞かなかったんだよ。
高校時代も彼氏を取っ替え引っ替えしたり、セフレがいたらしいからな…… あまり仲良くはしていなかったが、まあその辺軽い女なんだろう。
「コラ、授業中デスよ! おしゃべりしナイ!」
小声で話していたが、先生に見つかって怒られてしまった…… って、あれは……
教壇に立つのは金髪で背の高い、明らかに日本人ではない先生だった。
しかもスーツの胸元がはち切れんばかりにたわわで、スカートも大きな桃のおかげでパツパツでパンツのラインが見えている…… そして教壇に立つ先生とは別に、教室の前方の出入口付近に椅子を置いて座っている、メガネをかけた俺達のクラス担任でもある女性教師がやる気なさそうに座っているという事は…… まだ教育実習生だった頃のキャシー先生か!
『キャサリン・ダンナー・トーレス』先生……
二十代後半だった俺が遊び歩いている時、ふらっと立ち寄ったバーで偶然再会したんだっけ?
向こうは覚えてなかったが、話をしているうちに意気投合して、その日に一緒にホテルへ行ったんだよ……
教育実習していた頃から付き合っていたという旦那さんとはかなりご無沙汰だったらしく、軽く下ネタなんかも言いながら盛り上がっていたらそういう流れになって…… それからは定期的に密会しては制限時間ギリギリまでたっぷりと個人授業をしてもらっていた。
期間でいうと一年くらいだが、最後は旦那と子作りを始める事になったからと関係を解消したんだっけ? まあ、他にも遊んでいた女がいたし俺的には後腐れなく関係を断てて良かったんだけどな。
あの頃のキャシー先生は食べ頃と言っても良いくらい熟れていて、それはもう美味しくいただいたのだが…… まだ熟していない、青々としたキャシー先生もそれはそれで良い。
確か教育実習で忙しくなった頃くらいから当時彼氏だった旦那との夜の関係が徐々に減り、欲求不満になってきたとか言っていたはず…… もしかしたら今ならワンチャンいけるか?
『私以外の女としたら…… ボン、よ?』
……っ!! サラの言っていた事は気になるが、サラとだけはしたくない!
だって俺を◯しかけた女だ、もう関わりたくない。
だから…… 俺は放課後……
「キャシー先生」
「どうしたんデスか、城ノ内クン」
「先生、分からない事がありまして…… どうしても今日中に教えて欲しいんです」
「授業の内容デスか? ウーン、困りまシタね…… 今日ノ授業ノ、どの辺ガ分からナカッタんデスか?」
「いえ、授業ではなく…… ただ、ここでは話せない事なんで、生徒指導室で話をしませんか?」
「ハァ…… 分かりマシタ……」
へへっ、キャシー先生…… 俺はあなたが押しに弱い事を知っているんだからな?
しかもかなりムッツリで最初は拒むフリをしていたのに、スキンシップには喜んでいたし、俺の立派な息子(当社比)を見た途端乗り気になって、最後にはがっちりと掴んで時間いっぱい離さなかったよな…… だから……
「ココでなら話せるんデスよね? では…… キャッ!!」
「キャシー先生! いや、キャシー…… 俺に教えて欲しいんだ…… これをどうすれば静められるのか……」
「ワッツ!? 城ノ内クン!? ワ、ワーオ!! ソーキュート……」
キュート? いや、聞き間違いだよな? へへっ、それよりも俺はキャシーの弱い所は知っているんだから、すぐに乗り気になるはず…… っ!?!?
『やれやれ…… カイト、それはNOだと言ったはずだぜ?』
ニャ、ニャ、ニャン太郎!? なぜ俺のティンがポロンした瞬間、目の前にニャン太郎が現れて……
『ふふふっ、ニャン太郎ちゃん、いいわよ、やっちゃって……』
ニャン太郎のそばからサラの声がしたぞ!? でもサラの姿は見えない…… ていうか、キャシー先生にはニャン太郎が見えていないのか?
『ああ、お嬢ちゃん…… ウニャニャ! ウニャァァー!!』
ニャン太郎!? 俺のティンは猫じゃらしじゃない! だから猫パンチを連打するな! って、触られた感触がないぞ…… おかしいな。
「ワーオ!! 城ノ内クンのティンが…… シャイニングデース!」
へっ!? お、俺のティンが…… 真っ赤に燃えそうなくらい光輝いている! 爆……
ぎゃあぁぁぁぁぁぁーーー!!
…………
…………
『サラ、まだあの浮気男と付き合ってるの?』
『うん……』
『いい加減別れなさいよ! サラが不幸になるだけよ?』
『ううん、私はカイトくんのそばにいられるだけで幸せだから…… それに私だけはそばにいないとカイトくんが…… 大丈夫、きっといつか気付いてくれるから…… だから今はどんなに遊んでようと私は別れないよ』
『サラ……』
『カイトくんは私が支えて……』
…………
…………
「ふふふっ、カイトくん…… だから他の女に手を出したらダメだって言ったでしょ?」
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