ただ貴方が笑えるのなら
ぺんぎんR
第一翔 私今生きてんのか
第1羽 ましゅまろ型天使まろんと情緒不安定悪魔八三落子
ここはH高校1年A組、の、棚の上。ニンゲンには見えない次元で、10㎝くらいのましゅまろに手足が生えたような恰好の天使、そうつまりましゅまろ型天使まろんが現れた。
「今日はここを掃除しよう!」
と、どこからか箒を取り出し掃除を始める。鼻歌まじりに掃除しているまろんにメッセージアプリMAINの通知音は聞こえない。
(そういや最近上司からMAINこないなー天会人手不足なのかも…呼び出されたくないな…)
ぐだぐだ考えながら掃除していると、箒が誰かにあたってしまった。
「あっ!すみませんお怪我はありませんか?」
慌てて謝るまろん。ふとその人の方を見上げると、そこには濃い紫色の全体的に髪の毛が長く、片目が前髪で隠れている女性がいた。
(わっめちゃくちゃ美人…顔色悪いけど。上司の使いかな?帰れる?)
そのとき、美人の方が話しかけてきた。
「えと…私は大丈夫よ、天使ちゃん?」
「あんた上司の使い?まろんに用があったりする?あ、あたしがまろんね」
「いや…違います」
「じゃあ同じ落ちこぼれか、よろしく!てかMAIN交換しよ?あたしぼっちなんだよね。落ちこぼれ仲間が出来て嬉しい!」
「だからちゃうて…もう…!」
そこで、まろんは気づく。
(こいつ、さっきまでいなかった!しかも黒い角と羽はえてる…まさか!)
「私は!魔会社日本汚染課課長!第一ほこり部隊隊長!八三落子!」
息切れする落子。
「ほこり部隊ってことは…ほこりだせるの?見せて!」
「なんで掃除してる天使のあんたが悪魔にほこりを見せろってせがむのよ…それにだせるけど今日は挨拶のつもりで来てるしほこりそーど忘れちゃったから無理よ」
「(´・∀・`)ヘー…ってことはつまり、あんた課長のくせに剣に頼らなきゃほこりだせないんだ…いいことkeyチャッタ~」
落子の顔が青ざめていく。
「なっ…そうだけど…そこまで言わなくても…」
「でも事実じゃん」
落子は泣きそうな顔になって、
「ううっ…あんたなんか大っ嫌いよ!もう帰る!うわぁーん!」
と、いいながら落子が出したワープゲートらしきものに吸い込まれ消えていった。その後に、MAINのアカウントのQRコードがひらりはらりとおちてきたのであった。
5分後。家に帰ったまろんは、MAINを確認するついでに、落子をMAINに追加する。
「久しぶりに上司からMAIN来てるじゃん!嬉!」
ひとりごとをいいながら確認すると、そこには
【そちらに八三落子という悪魔が向かったそうだ。ほこりそーどという剣をもっていて、落子がふるとほこりがでるらしい。ほこりアレルギーなら気をつけなさい。】
まろんは思う。
(ほこり出るって…本当だったんだ~すご~い…それよりも早く天会社に戻ってえらくなって…夜来に会いたい…)
夜来。それは、覚えているはずのない前世の親友の名前である。
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