15. Cities: Skylines(2015年)
日本的には「シティーズスカイライン」として知られています。
フィンランドのゲームデベロッパーであるコロッサル・オーダーが開発した都市開発シミュレーションゲーム。
かつて「シムシティ」という有名な都市開発シミュレーションゲームがありましたが、あれよりはるかに手強くなって、詳細になった物がこのゲーム。
その詳細っぷりはすごいです。
市長として、都市を開発し、大きくしていくというコンセプトは同じですが。
税金の設定、開発コンセプト、渋滞問題、燃料供給問題、ゴミ処理問題、墓地問題などなど、多数の問題が出てきます。
さらには、「市民の犯罪率」、「市民の失業率」などもチェックしておかないと、あっという間にカオスになり、廃墟になって、スラム街が増えます。
用意されたマップも結構たくさんあり、飽きたら有料ダウンロードコンテンツで別のマップを入手することも、ディザスター、つまり災害を意図的に引き起こすことも可能です。
そんなやればやるほどハマる「するめ」のようなゲームです。
実際、私も別のマップに変更して、5、6都市は作りましたが、環境によって人口の増減が左右されるので、うまく行く時は人口が増え、ダメな時は増えなかったりします。その辺りが難しくもあり、面白いのですが。
その中で、特に面白いと感じたのが、鉄道路線。
都市中に鉄道を張り巡らすことが出来ますが、あえて環状にして山手線みたいにすくることも出来ますし、高速鉄道を導入して、新幹線のようにも出来ます。
さらに、駅舎にも様々なパターンがあり、バリエーションが豊富で楽しめます。
パソコン版だと、有志が作ったMODもあるので、それで自由に都市を作ることもできます。
すごいのは、住民一人一人に「動き」のパターンがあるらしく、住民の行動を追いかけることも出来ます。
要はそれによって、住民の需要がわかったりします。
都市が大きくなると厄介になってくるのが、渋滞やゴミ処理問題。これは東京などの大都市でもそうですが、渋滞がひどくなると、それによってゴミ収集車が停滞し、住民から苦情がきます。
同様に、渋滞によって警察や救急などの緊急車両が通過できなくなったりします。
つまり、定期的に都市を見直し、場合によっては道路を拡張したり、バイパスにつけかえたりしないといけないわけです。
現実と同じように、交差点ばかりの街にすると、信号機によって流れが悪くなり、たちまち交通渋滞が発生します。
娯楽施設も増やしすぎると、「うるさい」と苦情が来たり、犯罪率も増加します。
これらの都市の問題を一つ一つ解決していくというのが難しいのですが、美麗なグラフィックによって、ジオラマ的に自分の街を観察するというだけでも、どこか男心をくすぐる作品ではありますね。
ちなみに、シティーズスカイライン2も発売されましたが、どうにも評価はイマイチです。
斬新さ: 85点
ゲームバランス: 95点
美しさ: 90点
煩雑さ: 85点
やり込み: 100点
総合評価: S
2はまだ出来ていません。そのうち、アップデートされて、改善されたらやるかもしれません。
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