割と強欲な44番
おお。
今のご主人様はいいご主人だ。
おかげで俺は面白い本にありつける。
うむ。この本は良い。
もらおう。
むっ。これも良いぞ。
もらおう。
はっ。これもいいかもしれない。
もらおう。
くっ。面白すぎる…………ッ
もらおう。
うーむ。このシリーズ面白いな。全巻もらうか。
ふむ。スピンオフもあるのか。
もらおう。
うむうむ。この小説も良い。
もらおう。
む?これは5番がおすすめしていた道徳の本ではないか。
よし。銘持ち共に差し入れするか。
もらおう。
おお。コズミックホラー仕立てとな?
うむうむ良いな。
もらおう。
ほぅ?好きな作者の本ではないか。
これは不覚。
もらおう。
む。いつの間にか大量にもらってきてしまった。
仕方あるまい。
「従者ーこーい」
これでやつは来るはず。
俺専属のやつなんざいるわけないが全員の困った時のお助け役は存在するんだよ!
39番ッお前にかかっている!
来いッ来るんだ!
「………はい仕事中の補佐役さんですぅ。要件言え」
うむ。真面目や。
「本俺の部屋に持ってって」
目が死んでいるぞ39番。
死んだ目で睨もうとするな。
純黒の目って怖いな。
「………了解」
不満ありげな表情が目立つなぁ。
まぁだろうな。
仕事中だったらしいし?
分身作ったんだろうけど疲れるしなぁ。
あー次何貰ってこよう。
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