クレクレママを丸呑みシ刑だ!
今日は日曜日。
とっても天気が良くて風も気持ち良い。
半分は蛇であるラーラも、ポカポカ日和のおかげでめっちゃ元気になっている。
人が居ない時には、歌を歌ったりと…。
ただし、人間界の歌ではなくラーラの世界の歌で、しかも、人間の耳には聞き取れない言語の為、私にはただの騒音にしか聞こえないのだが(苦笑)
「ご主人様ぁ~!そこの公園で日向ぼっこしませんかぁ~?凄く気持ち良いんですもの。私は蛇の属性も持ってる故に寒さには弱いので、暖かいのが好きなんですよぉ~。」
ラーラ、普段と違ってゆるキャラになってるゾ(汗)
まぁ、たまにはこんなラーラを見るのも良いかもしれないですね?
公園のベンチに座ってラーラを膝の上に乗せ、日向ぼっこ兼お昼寝させてあげる。
ZZZZZZZZZZ…
ラーラは気持ち良さそうに寝ている。
私はjPhone16でサブスク系動画を見る。
特捜戦隊⚫︎カレンジャーだ。
宇宙人犯罪者が起こす不可思議犯罪ばかりだが、少しでも参考になればと思い…
と、思ってたら、左側から何やら騒がしい声がする。
「ねぇねぇ、そのキーホルダーすごく可愛いじゃん!ちょーだいよ!」
「ダメです!旦那がプレゼントしてくれた1点モノなんだから!!」
母子ペア2組が何やら言い争っている。
「私のような可愛い人の方が、そのキーホルダーが似合うと思うんだけどー!」
どうやらこ奴はウワサに聞く、クレクレママと言うヤツだな。
ラーラと行動するようになってから、DQNの臭いがプンプンする時は、すかさずjPhone16で録画するクセがついた。
クレクレママがいつまでもしつこくクレクレしてるので、止めに入ろうとしたら、中年の女性が駆けつけて
「泥田さん!いい加減にしなさい!!おたくの旦那さんに『止めろ』と言われたばかりでしょう!!」
と、一喝!
クレクレママはチッ!と舌打ちしながら被害者ママと中年女性を睨みつけ、子供の手を引っ張って逃走。
クレクレママが居なくなったことを見届けてから中年女性が、
「清原さん、大丈夫でしたか?また何か盗られそうになったんですか?」
「ええ…、旦那がプレゼントしてくれた、このキーホルダーをしつこく『ちょうだい』されました。1点モノなのに…。」
「全くずうずうしい人よね、泥田さんは!旦那さんから『今度こんなことしたら離婚』と言われてるのに、懲りないのねぇ…。呆れるわ…。こんな母親に育てられるお子さんもかわいそう…」
「ええ。現にお子さんは幼稚園で肩身の狭い思いしてます。『お前のママはドロボーだ!』と言われてるんで。お子さん自身は悪い子じゃないのに。」
「泥田さんの旦那さんは真面目で正義感強い方ですからね。離婚して、お子さんの親権取った方が、お子さんの為ですよー。あっ、さっきのこと、泥田さんの旦那さんにチクっておきますから。暫くは近所を歩く時や家にいる時は警戒して下さい。ああ言った頭がおかしい人は、追い詰められると何しでかすか判りませんから。」
「善田さん、ありがとうございます。暫くは気をつけます。ウチの旦那にも今日のことはきちんと報告しておきます。」
被害者ママは清原さん、中年女性は善田さんと言うのか。
これもメモしてっと。
勿論、ウェアウルフ興信所に調査を頼む時の材料にする為ですよ。
ラーラが
「ふわぁ…」
と、寝ぼけまなこで起き上がった。
ラーラはテレパシーで、
*何があったのですか、ご主人様?
と語りかけてきた。
あっ、ゆるキャラモードは解除されたようだ。
私はラーラに、先程の件の一部始終をテレパシーで説明。
ラーラは、
*DQN出現ですか~?近いうちに私のご馳走になってもらいましょうか?
と、ニヤリ( ̄ー ̄)
*ラーラがそう言うと思って可能な限り、証拠を録画しましたよ。ウェアウルフ興信所に調査を依頼する用に。
*流石ご主人様♡
帰宅後、ラーラはウェアウルフ興信所所長:木場ガルーに調査依頼をしたのであった。
数日後、クレクレママの調査結果が出た。
・クレクレママはバツイチ。
・前の旦那との離婚原因は、ママ友旦那をクレクレし、奪い取ったから。(つまり不倫)
・奪い取ったママ友旦那とは、ママ友旦那の親の手で、結局別れさせられた。
・今の旦那は、クレクレママの親がさせたお見合いで出会って結婚。婿養子。
・子供は、今の旦那との間にデキた子。
・色んなママ友の家にノーアポで遊びに行くのは日常茶飯事。お菓子や食材をクレクレしまくる。
・1番ヒドイのが、ママ友の親御さんの形見の指輪をしつこくクレクレし、スキをついて盗んだこと。
・旦那さんが被害者ママ達に高級な菓子折り持参で土下座し、奪い取ったモノを返したことで警察は勘弁していただいた。
・善田さんの言うとおり、旦那さんはクレクレママの『クレクレ』行為を強く諌め、今度やったら離婚だと言っている。
・しかしクレクレママは一度も働いたことがない専業主婦なので、離婚したくないそうだ。
・余談だが、前夫達への慰謝料は、クレクレママのご両親が払った。その代わりに今の旦那さんとのお見合いを強引に勧められたとのこと。
とんでもないDQNママだな。
いつぞやのDQNシンママもヤバかったが、このママもヤバいママですね!
周りの迷惑、特に今の旦那さん+お子さんに迷惑なので、行っていただきましょうか?
ラーラの胃袋と言う名の牢獄にね!!
クレクレママは、旦那もお子さんも居ない平日の方が悪行活発なので、ラーラが単独でシメることになった。
いや…実は、助っ人を呼んでいたのです。
それは、
ラーラの妹です!
ラーラは実は、35人姉妹なんです!
ラーラは三女で、上のお姉さんは双子。
※双子と言っても、同じタイミングで産卵した別々の卵。
今回来た妹は、ラーラと同じタイミングで産卵された4個の卵から4番目に産まれた妹、六女です。
ラーラの妹さんとは、予め挨拶を済ませております。
紫色のセミロングヘアーで、胸だけ下着をつけており、下半身は桜色ピンクの鱗をした蛇胴体でした。
性格は少し幼い感じで人懐っこい。
悪い人間を除く人間が大好きだそうだ。
なので、半分人間である木場ガルーさんにホレてるとか?
名前が無い妹さんに、『ミア』ちゃんと名付けました。
作者曰く、『ミー⚫︎』と名付けたかったが、某モンスター娘のマンガ・アニメのラミアの名前のパクリになってしまうので、避けたそうです。
では、ここからはラーラにバトンタッチします。
ーラーラ視点ー
私ラーラは、ご主人様からミアと名付けられた妹を同行させて、クレクレママ成敗に行きました。
クレクレママが家から出るのを見張ってます。
妹ミアは、
「お
と、ボヤき始めたので、
「ミアちゃん、辛抱強く待つことも大事なのですよ。」
と、お姉ちゃんとしてアドバイスしました。
ミアは私のDQN退治の活躍を聞いてから私に憧れるようになり、私のようにDQN退治する魔物になりたいと言うようになりました。
私と違って、人間が好きだからこそ、良い人間を困らせるヤツを退治したいから、と言うのが理由ですが。
「あっ!お
「ホントだ!コイツよ、『クレクレママ』と言うのは!」
「行きましょう、お
同じ誕生日の姉妹コンビで、クレクレママを尾行しました。
すると、一軒家の玄関前で止まりました。
「ひょうさつ」と言う人間の名前の「みょうじ」を示す看板みたいなものに「清原」と言う文字が。
これは!
「お
ミアが翻訳魔法の一種で調べてくれた。
「きよはら…先日、私が公園でお昼寝してた時の、クレクレママの被害者さんね!」
クレクレママは玄関に入り、ドアを強引に叩く!
「アンタでしょ!旦那にこの前のことチクったの?その所為で旦那から離婚を言い渡されたんだけど!!」
いやいや、キサマの自業自得だし、チクったのは「ぜんだ」さんと言う中年女性なんじゃないの?
ドアを何度も何度も叩いているが、居留守なのかホントに留守なのか、被害者宅は開ける気配が無い。
「お
「ええ、その方が良さそうね。」
ミアが、時間を止める魔法を初めて、実戦で実践した。
止まったが、数秒で動き出してしまった。
「ミア、落ち着いて。この魔法は集中力が足りないと、失敗してしまうの。もう一度トライしましょうね」
「ハイ、お
ミアは気を取り直して時間を止める魔法を使った。
今度は成功だ!
そして私が、
「ラーラゾーン、発生!!」
妹ミアに、初めてラーラゾーン発生の瞬間を見せてあげた。
紫色のモヤモヤした空間の入り口が渦を巻き、クレクレママ、私、ミアを飲み込んでゆく。
ラーラゾーンに吸い込まれてから、クレクレママはまだ気がつかない。
手乗りサイズのミアが、蛇胴体の尻尾でクレクレママの顔をペチペチ叩いて起こした。
「痛いなもう!誰よ!」
クレクレママにミアが、
「通りすがりの正義の味方でーす!良い人間の為に、悪い人間を退治しまーす♪」
と、カッコつけていた。
「何、この女の子達!下半身が蛇になってる?!化け物なの?!?!」
と、ビビるクレクレママに、
「アンタだって化け物と変わらないわ。だって他人が嫌がってるのにしつこく何度も『クレクレ』言って物を取ったり、酷い時はスキをついて盗んだりしてるんですもんね?人間の顔した悪魔ですわ。」
「うるさい、うるさい、うるさい!」
「出たー!追い詰められたDQNのテンプレ台詞!それよりアンタ、離婚を言い渡されたキッカケを作った被害者ママさんに逆恨みして家に押しかけたようだけど、アンタの自業自得だし、アンタの旦那さんにチクったのは中年女性の方だよ。」
「どっちだって変わんないわ!」
「どっちたって変わんないでしょうが、クレクレを反省する気持ちがなければ、離婚もしないと言うのであれば…」
「何だって言うのよ、蛇女!」
私ラーラが、
「キサマは…」
と言ったらミアが間髪入れずに、
「シ刑だー!私の胃袋と言う名の牢獄で最期を迎えるのよー!」
と叫んだ。
ミアに美味しいところを持ってかれてしまいましたわ。
まぁ、今回は可愛い
2人でゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!と巨大化。
「ミアちゃん!まずはクレクレママの全身に巻き付いて、全力で締めつけるの!」
「う~よいしょ~!!!」
ボキベキバキボキベキバキボキベキバキボキ…!!
「がはっ!」
クレクレママの全身の骨が粉砕された!
ミアは私と比べたら魔法はあまり得意ではないようだが、力がとても強い。
尻尾で薙ぎ払っただけでも、人間界の『じどうしゃ』と言う乗り物で体当たりした級の威力があります。
あっ、ミアを一旦止めないと!
「ミア、今回のDQNは、本人だけが加害者で家族には罪がないから、コイツ自身で慰謝料払わせないと!その為には…!」
「身包み剥いだり、使えそうな臓器を抜き取るのよね!」
「おっ!ちゃんと予習しましたね?よくできました。あとは猪突猛進になり過ぎて、するべき行動を忘れないようにしましょうね♪」
「ハイ!お
私とミアで、クレクレママの身包み剥いだり、使えそうな臓器を抜き取った。
ミアが締め付けた時点で息絶えているので、問題なく剥ぎ取れた。
臓器は新鮮なうちに魔族の闇医師に、代金後払いで魔法転送した。
では、
「いただきま~す♡」
ミアが人間を捕食する。
アゴをゴムのようにビローンと広げて、少しずつ、少しずつクレクレママを飲み込んだ。
人間部分の胃袋が膨れると、胸のブラのフックが外れかかった。
蛇胴体の胃袋に送り込まれると、ミアはブラのフックを直してから蛇皮越しに胃袋をナデナデ。
「人間は大好き。良い人間いっぱいお友達にしたいし、悪い人間いっぱい食べたい!」
私はミアと尻尾を絡ませて、ミアの消化タイムに付き合った。
ミアとは35人姉妹の中で、1番仲の良い姉妹なんです。
後日談(シホ視点に戻ります)
『離婚を言い渡された主婦、川で遺体で発見される』
そんなタイトルのネットニュースが載った。
詳細に、外傷が酷い状態の為、自⚫︎ではなく事件性が高いと書かれていた。
ラーラ達がクレクレママのドッペル人形を使って、タヒを偽装したんですね。
クレクレママ旦那はクレクレママが⚫︎んだことで
クレクレママの親御さんはまともな方であり、娘の代わりに…と、元息子へ慰謝料を包んだ。
元旦那さんは、たまに
孫はとても可愛いので、クレクレママ両親は大喜び。
愚娘の償いも兼ねて、これからも孫の支援させて欲しいと仰せとのこと。
指輪パクリ事件以降の被害者ママ達に、慰謝料が配られた。
893に化けたオークは、ちょっとだけ忙しかった。
クレクレママ元旦那は、ご近所さんに1件1件詫びを入れてから、職場に近いところへ子供を連れて引越した。
因みにだが、清原さんはクレクレママに襲撃された時はスーパーに買い物に出かけてたので、襲撃されたことは知らなかったそうだ。
クレクレママの遺体(偽物ですが)が見つかった後に警察に聞き込みされたが、スーパーに行っていた防犯カメラを確認してもらったことで、事件に関わっていないことが証明された。
警察がご近所さんに聞き込みしたら、
「おっかないお兄さんが拉致してた」
と言っていたとのこと。
ラーラ達がご近所さんに、そう言うよう、催眠術かけたからです。
クレクレママがいなくなったことで、図々しくモノを欲しがったり盗られたりする心配がなくなりました。
こうして、ラーラの妹:ミアちゃんは華やかにデビューしました!
ところでですが、私自身はミアちゃんの主人でないため、直接姿を見ることはできません。
なので、ご挨拶時は、ラーラゾーンで対面しました。
私が「ご主人様」認定されれば、ミアちゃんの姿を見ることができるようになるようです。
※「ご主人様認定」は、何人からされてもOK。逆に「ご主人様」を複数持つことは『二君に仕えず』に該当する為、NGだそうだ。
では、
ミア「バイバーイ♪」
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