一緒に帰りませんか?~サイドストーリーズ
ロキ-M
ある伝説
伝説
とある世界の
とある国の
とある学校に
1つの伝説が語り継がれてます。その伝説とは
「お互いの名前を知らないままで3年間一緒に下校したら、その2人は永遠に離れる事なく幸せになれる。」
というもの。その伝説の待ち合わせ場所となったのは、校門から少し離れた樹齢不明の桜の木の下。待ち合わせ場所からほんの少し離れた場所には、小さな子供すら座れない位に朽ちてボロボロになったベンチ。ベンチの前には花壇。右には金木犀。左には強化ガラスで覆われたケースの中に、伝説を作った2人が肌身離さず持っていたと言われる、錆びて輝きを失った指輪と色褪せ、擦り切れて文字が見えなくなってしまったお守りが飾られてます。
その2つがある事で、伝説が作り話でなく本当にあった裏付けとなってます。
ただ、伝わっているのは伝説だけ。いつ・誰が・どの様な経験をして伝説が生まれたのか、どういう経緯でこの場所を作ったのか・金木犀やベンチが何故あるのか・・その理由を知る人はもういませんが、このベンチには伝説の2人が天に昇る事なく座り続け、今でも新しい出会いと行く末を見守ってくれていると言われ、非公認ながら恋人の聖地となり、学校の生徒だけでなく色々な恋の悩みを抱えた人達が訪れる場になってます。
ここでのお話は、高校生時代にこの伝説を生み出した2人が卒業した後の話。そして伝説を生み出した2人の今は・・
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