ヤキモチ+はじまり Sideミカ
はじめてなんだから!
「俺の彼女になって下さい」
吉田は頬を赤らめて言った。
凄く嬉しくて夢なんじゃないかって思ったりもした。
でも夢なんかじゃなくて、痛かったし、現実で……。
キスも何もかも、はじめてが吉田で良かったと思っている。
て、あれ?吉田は?
私はふとした疑問に気付いた。
***
「まさか、純情みかに彼氏が出来て、脱処女とはね」
「リカ!声がでっかいよ!!」
教室の中を見回すと、周りには聞こえていないようだ。
仮にも相手は同じクラスなのに…聞こえたらありえなさ過ぎる。
「なんで全然教えてくれなかったのよー」
リカが口を尖らせる。
「い、色々と急展開だったの」
そう。
本当に展開も早くて忙しかったのだ。
無事に吉田と付き合う事になったので、親友リカに報告したところだ。
「で、感想は?」
リカが耳元で囁く。
「感想?」
「そ。エッチの」
「ちょっと、リカ…」
「いーじゃない。もう純情ぶんなくても。処女じゃないんだし」
「そういう問題じゃ」
「で、吉田のブツはどーだったの?」
リカがニヤニヤと口にした。
自分でも顔がかぁーっと赤くなっていくのが分かる。
「分かるわけないでしょ!!」
はじめてなんだから!!
「でもさ、吉田って童貞じゃなかったんでしょ?」
「えっ、あっ多分…」
「吉田あっち系の色気ありそうだし…良かったね」
相手が童貞だとシラケちゃう時あるし良かったね~なんてリカは言葉を続ける。
そうなのだ。私も気になっていた。
やっぱり吉田は、はじめてじゃなかったんだ。
前に彼女いたって言ってたし。なんか、私だけが吉田にドキドキしてるんじゃないかなぁと不安になってしまう。
いやいや。
もう過去の話だし。
それに適当にクラスメートに手出さないだろうし…。
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