もしかして処女とか?




「大丈夫大丈夫!おそったりしないから」


多分ね。



「信用ならない!!」


そう言って彼女は右手をあげた。



「ははは。もうやらねーよ」


「馬鹿馬鹿!」


「中村って純粋~」


「うるさい!!」


「もしかして処女とか?」


「……っ」


おっ。

処女って反応だな。



「吉田の馬鹿スケベ最低!むっつり!」


「むっつりではないだろ?こんなオープンなのに」


からかいの度が過ぎたのか中村は両手を振り落としてきた。



「いててて、ごめん。もう言わないって」


「変態!!」


叩くだけじゃ腹の虫が収まらないのか、まさかのくすぐり攻撃をはじめた。



「ひゃははは、やめっ、やめろって」


「このエロ!!」


中村の手は俺の脇腹に…


「ひゃはは……やめ」


「やめてやるもんか!!」


脇腹から下がって臍下に…



「あ、や、そこはちょっと…待って」


中村の手が俺の……。

や、そこはマズいだろ

天然にも程があるぞ。



「なにおう!!」


「や、マジ…お前どこ触って…」


マジで気付いてないのか?そこはまずいってば。



「あんたが悪いんじゃん」


「…ちょっと」


あわてて中村を引き剥がした。



「え?何?どした……」


「つかお前触り過ぎ」


「へ、何を?」


「……」


「何を?」


「……」


「何を?」


「…俺の大事なとこ」


「わわわわごめん」


ちきしょーまた反応してきちまったじゃねーか。せっかくそうゆう気分にならないようにしてたのに。

中村から離れて前屈みに座りなおした。



「あれー?吉田くん。どうしたのかな?」


まるで、主導権を取りましたとの勝ち誇ったかのように。

一歩一歩…俺へと近付いてきた。



「ばっ馬鹿近寄んなって!」


「何でかなぁ?」


そう言って俺の背後にまわり、耳に息を吹きかけてきた。

もちろんさっきの仕返しだ。だけど、仕返しとかお返しとか今はそんな余裕なんかあるハズがない。



「お前マジ襲うかんな」


「あはっ。吉田おもしろいね」


背中に柔らかい感触があたってるし、もうシャレんなんねぇっ。




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