第46話
あいかわらず、気持ちの悪い場所。
宮中に用意された、
でも、決して居心地がいいとは言えない。
それなのに、
もちろん、
だが、怪異の中心に内裏があるのならば、ふたたび宮中に行かねば、原因はつかめないだろう……そう結論に達した
やれ陰陽の占いがとか、段取りがとか、とにかく仰々しくなりがちだった。
しかし、宮中には四季折々の行事がある。
機会は待っていれば、巡ってくるはずだった。
それに、
だから、行事さえあれば、
さすがに
現在のところ、東二条邸に直接求婚しに来ることもなかった。
おかげで変人呼ばわりだが、単に
ちょっと前なら、まあ禁色の恋に生きる人だしね……で、終わったかもしれないが。
引っ越してきたあとも、
これで、
眠らないために、一晩中馬鹿騒ぎをすることが許される。
なかば無礼講と言ってもいい。
つまり、宮中をうろついても、まず見咎められないのだ。
ただ問題は、宮中の空気は相変わらず不浄で、むっとするような濁った感じがしていることだ。
とてもへんな匂いが、立ちこめている。
この間より悪くなってるじゃないの。
野山に出て山菜とりをしていたくらいだし、綺麗にしたくても手元不如意でどうしようもないあばらやに住んでいただけあって、
それでも、今の宮中の空気は耐えがたかった。
「宮さま、大丈夫ですか?」
傍らの
「大丈夫じゃないわ」
うんざりしたように、
大丈夫ではないのだが、こらえるしかない。
「お薬湯をお持ちしましょうか」
「いらないわ。
どうせ効かない」
はあ、と
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