ありがちな異世界転移

橫原倫絵

決戦前夜

俺たちは神に異世界転移をされ

今起こっている戦争

『悪意の紛争』を終結させるために

俺と瓜二つの王アイゼル王国十代目の王に

影武者を頼まれた

俺は快諾をして・・・・

あらゆる国の問題を解決していった


そして最後・・・・

世界に紛争をもたらした

魔王との決戦が目前となっていた

神によれば・・・・

俺たちが帰れないのは魔王が

その力で阻害してるかららしい

魔王の悪行は多くの国に轟いていた

ならば戦わないといけない


俺は最後の戦いに向け

武器を整えていると

転移してきた妹・・・・

翼が部屋に入ってきた


「どうした?翼」

「ちょっと眠れなくて・・・・」

「ははっ!俺もだ

だから武器を手入れしていたんだ」

そう言った俺に翼は微笑んで

俺が座ってるベッドの隣に座った


「この戦いが終わったらやっとお家に帰れるね」

「そうだな

魔王を倒せば帰れる

一緒に転移してしまった

お前や翔太には悪い事をした

俺の転移に巻き込まれたせいで

こんな事になるなんてな」

俺の言葉に翼は首を横に振った


「そんなことないよ

お兄ちゃんは影武者までやって

この世界を平和にしたんだもん」

「・・・そうか

この苦労も明日で終わる

最後の戦い…気合い入れていくぞ」

「うん!」

そうして俺たちは笑い合ったのだった

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