◇18-1 どんなジャンルを書けばいいんだよ!!!



 自分の好きなジャンルを書けばいいんだよ!!!



 はい、いきなりの出オチをブチかましてしまいましたが、違うんです!


 聞いてください!!



 意外と多いのですが、なぜか自分の好きなジャンル、得意分野を封印して小説を書き始める人が一定数いらっしゃるんですよね。



 なので、あえて言わせてください!


 好きなジャンルで書きましょう。

 得意な分野で勝負しましょう。



 仮に書籍化した場合、好きでないジャンル、苦手な分野の作品を何年も書き続けることになるかもしれないんですよ?


 そしてそれが作家にとって、大事な処女作の評価になってしまうんです。



 まあ、好きな作風で失敗するより、どうでもいい作品で失敗するほうが、逃げ道がある分、精神的ダメージは小さく済むかもしれません。



 けど、ここまで拙稿せっこうを読んで下さった方は、きっと小説を書くこと自体がすでに好きなはずです。



 貴方はすでに好きなことで勝負しているのです。

 なら、もう一歩進んで、ちゃんと好きなジャンルで勝負してみてください。



 最近の流行や選考作品の傾向などを気にするより、ずっといいものが書けるはずですよ。


 なにより他人の意見など気にせず、好きなジャンル、好きなキャラクタで勝負したほうが、長く続けられるはずです。



 物事は一回で上手くいくなんてことは少ないですからね。


 しつこく諦めず、粘り強く続けること、それこそ成功の秘訣ひけつなのでしょう。




 でも、もちろん戦略的に書籍化を狙うということなら、また話は変わってきます。


 ここから先は、まだ書きたいものが固まっていない方だけ参考にしてください。



 結局はインテリジェンスよりパッションが上回る――頭でっかちになってはいけないということだけ、お忘れなきように!



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