シアワセ?
あまべ
第1話 日常(?)
「はい、では出席とりますよ~」
と、いつものように出席をとる
「1番」「はい!」「2番」「はい!「3番」「はい!」
ちなみにこんな出席の取り方をしているが、刑務所ではない、高校である
「おぉい!!!声が小さぁい!!!」
やはり刑務所かもしれない 今鳴り響いた声の主は我らが厄介熱血教師、堅頭先生である。
「なんで教師のお前の声がそんなに小さいんだ!」
怒られてしまった。大きな声を出すのは疲れるから、と言ったらさすがにまずい。だからこんな時には言い訳だ。
「いや、ちょっと、最近のどの調子が…」
「うるさぁい!声ぐらい気合で出せ!」
馬鹿なのだろうか。ぜひとものどを壊した堅頭先生の歌でも聞きたいものである。
だがこうなってしまった以上、堅頭先生がいる間は声を出すしかない。
「4バァン!!!ハァイ!!!」
生徒はなぜかノリノリであったが、当たり前に俺はこれを後何回もしなければいけないのである。こんな朝礼やはり刑務所である。
「5ばぁん!」「はぁい!」・・・
そんなこんなで高校とは思えない朝礼が終わるのであった。
時間はあっという間に過ぎ放課後。
「さよなら~」「はいさよなら~」
続々と生徒が帰っていく。
「えへへ~、やっぱ今日もかわいいねぇ」「ふふっ、でもぉ、そうくんはもっと恰好いいよぉ?」
そんな中、リア充がいた。え?リア充である。そんなことを考えていたら突然一人の女子生徒が話しかけてきた。
「先生、ちょっといいですか…?」
「ん?なんだ?素晴らしいことにうちに生徒と教師が付き合っちゃいけないなんて校則は無いぞ!だが生徒同士の恋愛を教師に見せつけるのを禁止にする校則を作ったほうがいいと思うがなぁ!」
「いや、そもそも私未成年ですし、、先生27歳ですし、、、」
まずい、このままじゃ本当に刑務所行きになってしまう。いい先生になろう
「あっはっは、今のは先生と話す時に緊張しちゃうあれをほぐす高等テクだ!
で何が話したいのかな?」
「いや、やっぱり先生に話すのはちょっと、、、」
まずいまずい、さすがにまずい
「た、頼むからぁ、先生を頼ってくれぇ、、生徒に頼られない先生なんて嫌だぁ」
「なんで先生が駄々こねてるんですか、まぁ、あの、実は・・・」
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