第32話 オークディバスター
悪銭なき苦闘。崩壊する建物。翻弄するオークたち。
無骨なる鬼神がいない中、溢れでる行為の中に普遍的価値を持つ。
オークたちの群生が攻めてきている。オークは部位的に旨そうだが、人間型なので食いたくないが旨いんだろうな。
俺は頗る食欲でオークたちに戦いを挑んだ。
オークをホームセンターで拾った鉈で捌く。かき氷を砕くように頭をカチ割る。オークは死んだ。次のオークは安定した動きなので一気に砕く。クソみたいな動きで一気に筋力を増強して砕く。破壊。痛めつけるように波動をぶつける。もう少し波動を高める。爆発する。エナジーが爆発する。記録を残すように一気に切り裂く。斬るように打ち付ける。殲滅するオークたちを。だが一応けりをつける。これが無敵の熊五郎。熊のように戦えば最強だ。爆発するオークたちを爆破させても消えない。
燃え尽きる前の良い感じの焼き肉を貪る俺は異常だ。
後でゆっくりとオークの焼き肉を食べたい。
オークたちの感情にもあるが、オークはあまり強気好奇心は持たないが、あの雄強いから犯すわねと雌のオークのほうが強気だった。
だが雌のオークにも容赦ない。
喰うか殺スかどちらが鬼か。選べ。
死していくには惜しいので食料にすべきだ。
オークディバスターはこの野人のような男を危険視していたが、危険視する前に首を撥ねられるほどに蛮族を凌駕する最強の破壊者であることを自覚する前に逝った。
伝説のオークハンターとは俺のことだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます