第3話 金を生む

 俺は貴金属屋に来ていた。ジュエリーショップとも言う。


 そして俺は羽振りの良いスーツを着て金持ちのふりをした。


 見る人が見たらお笑いかもしれないが俺は髪も美容院に行って整えてきた。


 そしてゴールドのネックレスを見せてくれと頼んだ。


 そして一つ30万もするゴールドのネックレスを買ったのだ。


 俺は家に帰り居間で着替えてラフな格好になった。


 そして金のネックレスを持って念じた増えろと増えろと何度も念じた。


 すると3分後金のネックレスは寸分狂わず同一の物が増えた。


 まったく同じだ……これならいけるかもしれない。


 俺は次の日金曜日金銀買取の店に行く。


 そして金のネックレスを査定に出した。


 すると俺は何の苦労もせずに31万6000円ほどの金を手に入れた。


 若干金が値上がりしていたので買った時よりも値上がりしていたのが幸いだった。


 そして焦るのはまだ早い……あまり同じ日に同じ商品を持っていくとばれるからな……


 俺は次の日曜日に別の貴金属買取の店にまた増やした金のネックレスを持っていくことにした。


 もちろん帰ってきて金のネックレスを持ってまた増えろと念じると3分ぐらいで増えたのだ。


 これならこの金のネックレスを元手に永遠に儲けることが出来るじゃないか。


 俺はうはうはだった。


 そして土曜日葉子とのデートの日。


 葉子は着飾って俺と一緒にぶらぶらとショッピングモールをぶらぶらした。


 昼はイタリアンレストランで食事をして、午後はカラオケに行きアニソンを熱唱してボーリングに行ってストライクを出した。


 夕方に別れて今日は楽しかったよと言われた。


 俺は金のネックレスを日曜日に別の貴金属買取の店に持っていった。


 そしてまたもや30万近い金を手に入れた。


 俺は今日は豪勢にしようじゃないかと思い黒毛和牛のA5ランクの肉を買いに行った。


 百貨店で買ったからかなり豪華だ。


 100グラム1500円の肉だ……ヤバい涎が出そうだ……


 それを400グラムほど買い、家で豪勢に焼き肉にご飯をかきこんだ。


 焼き肉は多少は増やすことを忘れない。


 なお触らなくても見るだけで増える特に食品はすぐに増える腹が減っていると特にすぐに増える。


 さて焼き肉を豪勢に食べて俺は歯磨きして風呂入って寝た。


 良い感じに生活が充実してきたが……まだやりたいことがある。


 この能力を使えば無限にやることができそうだ。


 それにもしかしたら俺の予想が当たるならまだ能力が増える可能性もある。


 だからまだまだ頑張るぞ~俺は次の日に向けて頭の中で能力を粘土をこねるように膨らませていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る