王様達が仲間になった!!

あの後、王様.......カリバーさんと騎士達は湖の近くで暮らすようになった。

カリバーさんと騎士達は俺達も小屋を立てた後、魚を釣ったり畑を耕したりと、それなりに楽しい日々を送っているらしい。

まぁ、何はともあれ吹っ切れたのなら良かったよ。


あ、そうそう。

湖に捨てられた聖剣は人魚達やカリバーさんと話し合いをした結果、結界を張った状態であのままにすることになった。

結界を張ってないままだと子供達が手を切るかもしれないし、何より不埒な輩に渡すわけにもいかないしな。


というわけで、今現在のカリバーさん達はのんびりゆっくり暮らしており


「うぉっ!!良い感じに育ってるな!!」

「あぁ、どうやら湖の水が良かったらしい」


俺はそんなカリバーさん達の畑を訪れていた。


「これは収穫するのが楽しみになってくるな」


順調に育っている野菜を見つめながら、俺がそう言うと....カリバーは嬉しそうな顔になるとこう言った。


「だからみんな、収穫するのを今か今かと待っているのだ」


その顔にはあの時のような悲壮感は無く、ただただ楽しそうな顔になっていた。


「だろうな」


楽しげに畑仕事をする騎士達を見ながら、そう言う俺。

そんな中....ふと、聖剣のことが気になった俺は彼に対してこう尋ねた。


「そういや、アンタを聖剣を持っていたってことは....何か強い敵とかと戦ったのか?」


それを聞いたカリバーはしばらく黙った後


「....まぁ、一応は」


と言った後、聖剣に関するアレコレを話してくれた。

実のところ、あの聖剣はカリバーさんのご先祖様....いわゆる勇者が使っていたとされる剣で、カリバーさんが治めていたカレトヴルッフという国では聖剣に選ばれた者=王という認識らしく、カリバーさんはたくさんいた兄弟の中で聖剣に選ばれ、王になったらしい。

ただ、突然ながらそれを不満に思う輩がいるわけで.........その結果、そいつらが国に災いを放ったらしい。

んで、カリバーさんは何やかんやでその災いを対処、鎮圧したという功績によって王の座に座ったとか。

うん、やっぱカリバーさんは凄い人だったのか。


「でも、そんな聖剣を湖に沈めるってことは....よほどのことがその国で起きたってことか」


俺がそう言うと、コクリと頷くカリバーさん。

この人、何だかんだで責任感が強いからなぁ。


「アンタに何が起こったのかは知らないけどよ、全部が全部アンタの責任じゃないだろ?」

「....まぁ、そうだが」


俺の言葉に対し、そう呟くカリバーさん。

そんなカリバーさんに対し、俺はこう言った。


「だからこそ、今はあんたについて行ったアイツらを大切にするべきなんじゃないのか?」


その言葉を聞いたカリバーさんは目を見開くと


「.......そうか、そうだな」


騎士達を見つめながら、納得した様子で呟いた。


「ウパ様!!こっちの野菜も順調に育ってますよ!!」

「お〜!!そりゃ凄いな!!」


カリバーさんに何があったかは分からない。

けども、湖の近くに住むのなら.......俺達の仲間であることには間違いない。

何はともあれ、仲間が増えて良かった。

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