第31話 忘却Ⅰ
次の日
「で…話ってなんだ………」「付いてこい…アイツらに聞かれたらめんどいからな…」
「アイツら………あぁなるほどね…オカルトマニアか」「そう言う事だ」「言うほど大事そうな話じゃなくて助かるよ」「大事じゃないって思い込んでんのか?」「そうなのか?」「いや…ちげーよ」
「そうか…」「ここら辺が良さそうだな」「屋上の階段…てか普通にメッセージで送れば良いじゃねぇか」「あ…………まぁここで話そう…メッセージ打つのめんどいし………最近この付近で不審者が居た」「あぁ…先生が言ってたな…あのハゲ先生!!」「スキンヘッドだよエンジ…」
「で、その不審者と会ったのか?幽霊的な?」
「ちげーよゴミ…会ってはねーよ…流石に危ないだろ」「まぁ確かに…」
「見たんだ…両腕が包帯でぐるぐる巻きになってて…顔に般若?の仮面を被ってて…スゲー不気味だった」「え…なにそれ…気持ち悪っ…」
「だがそれだけじゃない…念力?みてーな奴で急に空間が出現したんだよ!!」
「疲れてて見間違えたんじゃないのか?」
「多分な…部活帰りだったし…もう退部したけど…」
気持ち悪い…何かが変…
「ドク…ドク…」妙に心拍数が上がってる………なんだ?何に嫌悪を……………そうだ…変なところの記憶しかない…覚える必要も振り返る必要もない…全く無意味の記憶………なんで今に…
「ぐっ…う………うん?寒っ!」なんだ?明るい…
「………」「ゆ、悠画!!」「…やられた…万全な状態なら………今の自分は雑魚だ…」
「ハザマ達は…」「ここに来た瞬間に攻撃された…ハデスは帰った…………」「ハザマ……」
「3時間眠る…」なにがしたいんだ!!アイツは!!
「ヨォ…復讐心だけは上の炎次」
「ハザマ…」状況がよく理解できてない…謎の記憶、唐突に襲撃、ハデスは帰るし…
「お前の選択した行動は合ってたか?」「あ゛?」
「お前の行動は全て最低を行く!!真道炎次ー!!お前の行動で世界は壊れる…七悪神とかいう面倒な奴を寄せつけさせやがって!!イライラするなー!!言っとくが…お前は弱い…弱くて間違えた選択をする…だからお前の仲間は死んだし…離れる…気づいてないようだから言ってやるよ!!自分を否定しまくるだけのゴミ如きが俺に復讐心を抱く資格ねーよ…」
「黙れ…」「ほらなそういうところ…俺がお前に殴った理由思い出した…間違いしか犯さない雑魚が自分は何も間違ってないですよって感じを出してるところだ…」
「殺す!!」「これじゃーどっちが悪いかわかんねーな…まぁいい…絶対超力(アトゥム)!!」
つづく
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