29話 Let's goバカンス!② 飛行機レース!
ー 空母ボーグ艦上 ー
前世の時間でいうと5時、楽しいバカンスの始まり始まりである
「さて!最初のレクリエーションは飛行機レースだぁ!」
「「ヨッ!待ってました!」」
「まずナレーターのナタリーがルール説明をします!ルールは
出場者は俺とゴミオとシャーロット、そして以外なことにハンスも出場、当然だがナレーターのナタリーは出場せず。
「出場者は機体を選んでください!」
「絶対勝つぞー!」
飛行機の操縦法は翼竜と同じなのでシャーロット達も問題なく使える。
翼竜の戦闘演習代わりにもなるから一石二鳥ってやつだ。
ゴミオとハンスは零式艦上戦闘機21型、俺とシャーロットはBF109通称メッサーを選んだ。
召喚できる機体に初期の米軍機もあったが、史実で零戦にフルボッコにされたほど比較にならない
...............
*『』はナレーター
ブルルルル........
全機発艦できた
「ただいま旋回中準備完了」
『了解!では準備はいいですか?』
「「イエスサー!」」
『ではゲームスタート!』
合図とともに全機がスロットルを全開にした
「うおー!」
「友よ残念ながらフカヒレは俺のもんだ!」
「なんだとー!お前は激マズカレーでも食ってろ!」
俺とゴミオの罵声も飛び交う
『1周目はやはり機体の速度の性能差でしょうか...シュペー機・シャーロット機が
他選手より先行しています!おい何やってんだゴミオ!それでも救世主か!』
1周目は妨害がないので直線で進む分メッサーが有利だ。
全速力で突っ切ったのですぐに終わった。
しかし2周目以降からは対空砲火を避ける必要がある。
対空砲火は俺のスキルである(ワンオペ)使うため練習になるので例え標的が俺自身であろうと手は抜かない。
コクピットは完全防弾で操縦者の殺傷の心配はないので心置きなく発射できる。
ヒュン!ヒュン!ドン!
対空機銃弾の風切り音と駆逐艦の対空砲弾が爆発する音が聞こえる。
「うおっ自分で撃っておきながら言うのもあれだが結構怖いな」
まだ中小艦の対空砲火だからまだいいが第一バカンス艦隊のだったらもっと強烈だ。
ヒュン!ガンッ!
「クソッ!被弾した!」
『おおっと!ここでシュペー機が被弾!』
遂に機銃弾が主翼に命中してしまった
被弾の影響で燃料が少し漏れているが飛行に支障はない。
「仕方ない高度を上げるか」
一方、零戦組は........
なんと無線を使ってチーミングをしていた。
「救世主殿、対空砲火というのは高高度の方が当たりにくいですぞ」
「そうなのか!流石ゆずr....おっとシュペーの右腕だな!」
「いえいえこれでも私この仕事に就く前は王国翼竜兵だったので、
にしてもこの機体は高高度だと動きが鈍くなりますね....」
「そうだな!なんでだろう?」
なんだかんだ無傷で2周目を切り抜けた2人であった。
........
全員が僅差で2周目を終了し、3周目が始まった。
早速俺は2機の零戦から襲われた。
ダダダダ!ガシュッ!
零戦搭載の20mm機関銃弾が主翼をかすった。
『なんとハンス・ゴミオ選手、共謀してシュペー選手を脱落させるつもりです!
正々堂々一対一で戦いなさいよ!』
あの二人はどこで習得してきたのかサッチ・ウィーブ戦法を使用してきた。
これは2機で行動し1機が必ず敵機の背後につく戦法で厄介だ・
「大人しく〇ねー!」(聞こえてない)
「シュペー様には私の昼ご飯のために犠牲になってもらいます!」
「チッ!メッサーの得意な高高度に誘うか」
「そうはさせるか!」
それを2機が追いかける。しかしそれが俺の狙いだった
「引っかかったな!」
俺はメッサーのエンジン出力を失速寸前まで落とし2機を追い越させた。
いわゆるオーバーシュートっていうやつだ。
『なんていうことでしょう!形勢逆転です!』
「ダニィ!?」
2機は急いで減速しようとしたが時すでに遅し。
ダダダダ!ドカーン!
「くぁwせdrftgyふじこlp!」
『ああっ!撃墜されてしまいました!でもなぜでしょうか?全く可哀そうに思えません』
ゴミオ機はゴールまで40kmというところで撃墜されゲームオーバー最下位確定
試合が終わるまでそこでプカプカ浮き続けなかればいけなくなった。
だがハンス機は華麗にバレルロールで弾を避けた。
「仕方ありませんねシュペー様、ここからは一対一です。翼竜より倍速い速度ですがシュペー様とは経験が違いますので勝ちます!」
そこからは猛烈な巴戦の応酬だった。
旋回するたびに猛烈なGがかかる。
だが巴戦がお家芸の零戦に次第に俺は被弾し劣勢になっていく
遂にハンスの零戦が完全に真後ろについた。
「トドメです!」
カチッ!カチッ
「しまった!弾切れかカンバンだ!」
まさに俺にとっては天祐だ
「よしっ!反撃だ!」
ダダダダ!ボカーン!
「やられた!」
『ここでハンス機撃墜!ゲームオーバーです』
ゴールまであと10kmだった。
「よしっあとはゴールするだk........」
ブスンブスン!
「えっ?」
まさかの燃料切れ、原因は恐らく被弾による燃料漏れ。
メッサーは航続距離が短くてギリギリだったがゆえに余計仇になったようだ。
「滑空するしかないか。届くかな........」
失速しないようにゆっくりと高度を下げる
遂に母艦を姿にとらえた
ここからが本番だ
着艦するにはフックをワイヤーに引っ掛けるという高度なテクニックが必要だが俺にはないので甲板にある緊急停止用のネットを使う。
「高度20...15...10...5...よし!ウワッ!」
ボキッ!ズガガガ!
着艦した途端、ランディングギアが折れてしまったがとりあえず止まった。
俺の着艦が悪かったのかそれとも被弾の影響かどちらかだろう。
そこえナタリーとシャーロットが駆け寄ってきた。
『お疲れ様です。残念ながら2位です!優勝はシャーロットよ!』
「えっ!」
「そうよシュペー君より15分ぐらい早かったかしら」
優雅にもお茶を嗜んでいることがその事実を強調している。
「でもどうやって?見つけられなかったけど」
「海面すれすれを飛んでいたのよ。あなた達が高いところで戦っているのを尻目にね」
「へぇーそれは知らなかった」
「隠れるのも戦術のうちよ」
「確かにね、しかし悔しいなぁ頑張ったのに」
「いいわよ、分けてあげるわ」
「やったありがt」
「だから夜はよろしく頼むわね♡」
「ゑ?」
「ふふっ♡」
俺に何か寒気がしたのは言うまでもない。
ちなみに肉はとても美味だったよ。
順位発表
1位シャーロット
2位シュペー
3位ハンス(墜落)
4位ゴミオ(墜落)
ゴミオ「うへぇマズッ!ヒエー!なんだこのカレー!」
シュペー「比叡カレー?いえ、知らない子ですね」
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tips
・零戦は迎撃機であるメッサーと違って比較的低高度で戦闘する目的で開発されたため高高度が苦手である。
・巴戦
両者がぐるぐる回る戦闘のこと
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