村上さんに確認
小林です。高橋誠吾という名前に関して、複数の読者様から「その名前をネット広告で見たことがある」というご連絡を頂き、その内容を前回記事としてご紹介させていただきました。私自身全く知らない情報でありましたので、その内容に非常に驚いております。情報をご提供いただきました皆様、誠にありがとうございました。
またこれらの内容に関しまして、再度村上さんにご連絡を行い、なにか思い当たることはないかとお話をさせていただきました。すると村上さんから気になるお話をいただくことができましたので、以下にその時のやり取りの内容を転記させていただきます。ご覧ください。
――――――――――
小林「お世話になっております、小林です」
村上「どうもどうも。私がお送りさせていただいた記事、お役に立っておられるようでうれしいです」
小林「こちらこそ、ご協力を頂きまして本当にありがとうございます。それで村上さん、ちょっとそれに関するお話をさせていただきたいのですけれど」
村上「ああ、ネット広告の事ですか?」
小林「あれ?ご存じだったのですか?」
村上「私も小林さんの記事は見せていただいているので」
小林「そうでしたか、それはありがとうございます。では、単刀直入にお話をさせていただきます。例の不気味な記事をかき上げていた高橋氏は、過去になにやら怪しげな内容をネット広告として流していたらしいんですが、村上さん、これに関してなにかご存じのことはありませんか?」
村上「言われて思い出しました。そういえばそんなものありましたね」
小林「ご存じですか??村上さんもその広告をご覧になった事があるんですか?」
村上「私の場合は、ネット広告ではなく高橋から直接メールで送られてきましたよ。本文はなく、広告画像だけが張り付けられたメールが届きまして。スパムメールみたいな感じでしたけどね」
小林「直接に?村上さんと高橋氏には接点はなかったのでは?」
村上「たぶんですけど、自分が知りうる限りの全員に対して送ったんじゃないですかね?私の業務用の連絡先は同業者なら手に入るでしょうし、そこから不特定多数に送り付けたんだと思いますよ。もちろん、私は相手にもしませんでしたけど」
小林「そうでしたか。それで、内容の方は覚えておられますか?」
村上「あんまり詳しくは覚えてないけど…。でも確か、気にいらない人間を消し去ることが出来る、みたいな内容だったかと思いますよ」
小林「やはりそうでしたか…。そんなもの、本気にする人がいるんですかね…?一体どうしてそんな広告を…」
村上「私も全く同じ思いでしたね。それでいておふざけにしては別に面白くもないし。当時このメールを受け取った人の中には、例のおかしな記事と合わせて高橋は頭がくるってしまったんだって考える人もいましたね。私も全く同じような印象を抱いていましたけど」
小林「目的が分からないですもんね…。本気で人を殺すような依頼を受けるはずはなしい、かといってただのジョークにしては手が込みすぎているような気がしますし…」
村上「その通り。しかしそれにしても驚きましたね。まさかあの広告が、そのままネット広告という形で世に出されていたとは…。ただの記者界隈の身内だけの話かと思っていましたけど、彼は予想以上に本気だったという事でしょうか」
小林「うーん…」
村上「そりゃあ、こんなことをしていたら社内で居場所がなくなって退職することになるもの無理はないですねぇ。編集部だって放ってはおけなかったことでしょう。今どこで何をしているのか知らないけど」
小林「ちなみに村上さん、その時送られた広告データ、まだ残ってはいませんか?ぜひとも確認させていただきたいのですが」
村上「メールですか?ええ、構いませんよ。オンライン上に保管されているはずなので、見つかるかとは思います。消してはいないはずなので」
小林「ありがとうございます」
村上「ただ、彼のメールアドレスを覚えていないから、検索にはちょっと時間がかかるかも…。いますぐにお渡しすることはできないのですが、それでも構わないですか?明日か明後日にはお送りすることが出来るとは思いますけど」
小林「もちろん、問題ございません。何卒宜しくお願い致します」
村上「了解です。では、これで」
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