つらい思いをした世代よ、これが今どきの面接練習だ!

冒険者たちのぽかぽか酒場

第1話 ふんわかいこうぜ、ふんわか!やりすぎなような面接って、悲しくて、でもある意味うらやましい気が…しませんか?

どうせなら、ふんわかとした就活が良いなあ。

 実際やると、痛いけど。

 とある大学で。

 「 F教室。第91回の面接練習場」

 何か、いや。

「コホン…。学生の皆さん?ここでの練習は、今日で終わりです。トイレはすませましたか?」

 就職課というところからやってきたおじさんが、せき払い。

 「会社にいきたいかー!」

 「おー!」

 「罰ゲームはこわくないかー!」

 「おー!」

「大学卒業まで 4年くらいしかないぞ!」

 「でも、就職課さんよ」

 「楽しくいこうよ!」

「ふんわかいこうよ!」

 この大学の学生たちは、落ち着いていた。

入社すれば、新人研修でたくさんのことを教えてもらえるからね。

 うらやましい。

「就職氷河期」

 その言葉と意味は、知らないだろうなあ。

「学校の勉強」

 それ、大切ですか?

 彼らのゴールは、これだ!

「就社」

 就職とは、ちょっと意味がちがう。

仕事をすることではなくて、面接に勝ち抜き内定をもらって会社に入ることが目的になってきているから。

「 F教室で練習することになって、助かったな」

「だよね」

「RX教室にいくと、プライトっていう大人に怒られるっていうもんな」

「オヤジにも、怒られたことないのに!」

 パン、パン!

 就職課のおじさんが、手をたたく。

「君たち、続けますよ?」

「あのう…」

「何かね?」

「会社にいくと、知らない人から電話連絡がくるっていう伝説、本当ですか?」

「固定電話っていう物があるんですよね」

「知らない人から、怒られるんですよね」

「君たち、静かにしなさい!」

「ちぇっ」

「大人は、俺たちをわかっていないよな」

 学生たちは負けない。

 会社も負けない。

 「この学生を、調べよう」

  裏アカ(裏アカウント)という、公開できないようなアカウントをもっている学生をあばく作業がある。

「人材不足の社会」になり、より楽に内定をもらえるようになったとはいえ安心はできない今。

学生たちは、「良い姿」だけをアピールしたがっている。

 その結果が、裏アカ問題。

お気楽組のバブルさんたちが、お気楽組の学生たちを雇ってしまうニホンの会社。

 学習ができない会社は、黒歴史まみれ?

 そうそう。

 「黒歴史」

その言葉は、「ターンエー○ンダム」から広まったものなんですね。

 知っていましたか?

 続く!

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