おわりに 最後は開き直りましょう
レビューを書き終わり、見直しもしました。あとは投稿するボタンを押すだけです。
この瞬間は、今でも緊張します。カクヨムを始めた頃は、もっと緊張していました。
「作者に不快な思いをさせないだろうか」
「作者に怒られないだろうか」
「作品のファンが文句を言ってこないだろうか」
「炎上しないだろうか」
もんもんと悩んだあげく、「やっぱり投稿するのやめようかな」と思ってしまうこともありました。
でも、大丈夫です。最後は開き直りましょう。
たとえ、作者にとって好ましくないレビューだったとしても、最悪、削除されてブロックされるだけです。ブロックされると、その作者の作品に対して応援コメントやレビューは投稿できなくなりますが、作品自体は読めます。
あきらかに読まずに書いたレビューや、作品や作者に対して悪口を言っているレビューは通報されますが、そんな方はこのエッセイを読んでいないでしょうし、そんな心配もしていないでしょう。
そもそも、作品を褒めるために書いたレビューです。他人を褒めて、怒られた経験は……。たぶんないので、たぶん大丈夫です。
「最悪、消されるだけ」と、私は最終的に開き直って、「どうとでもなれ!」と半ばやけくそに投稿ボタンを押しています。
すると後日、作者から感謝の言葉をいただくこともあります。応援コメントの返信にお礼を書いてくださったり、私の近況ノートまで来てコメントしてくださったり、作者自身の近況ノートでレビューを紹介してくださる方もいます。
たまにですが、レビュー投稿後に作者のXをこっそりのぞいて、「レビューもらったぁぁぁぁあああああ!!」と狂喜乱舞している様子を見てほくそ笑むこともあります。(たまにだよ汗)
今まで200以上のレビューを書きましたが、感謝されることはあれ、怒られることはなかったですね。知らないうちに消されていたレビューもあるかもしれませんが、作品自体が非公開になる場合もあるので、気づいたことはありません。
「それでも心配……」という方は、ちょっとした小技を2つご紹介します。
①近況ノートのコメントを開けておく。
自分の近況ノートをひとつでも公開して、コメント欄を開けておきます。
こうすると、あなたになにかを伝えたい方がいたら、コメントを書くことができます。
たとえば、自分では気づかないネタバレを書いてしまった際。自分ではOKだと思っていても、作者としては隠しておきたい情報があるかもしれません。
親切な作者なら、あなたの近況ノートのコメント欄に来て、「レビューをネタバレありの設定にしてほしい」と、要望するかもしれません。私はされたこともしたこともないのですが、他の方の近況ノートで、そのようなやりとりを目にしたことがあります。
近況ノートのコメントが使えないと、連絡手段がないようなもので、質問や要望が受け取れません。もちろん、そういった類いのコメントを受け取るつもりがないなら、非表示にしておくこともできます。
予防線を張る意味として近況ノートのコメントは使えますが、自分のポリシーに合わせて利用してみてください。
②レビュー投稿と同時に応援コメントも投稿する
これは私の自己満的なやり口ですが……。
作品を読み終えて、レビューを投稿するのと同じタイミングで、最終話に応援コメントも投稿します。
レビューには「いいね」機能がありますが、返信機能はありません。一方、応援コメントは返信機能があり、作者から返信をもらえることがあります。
レビューとコメントを同時に投稿することで、作者が応援コメントの返信に、レビューのお礼も書き加えてくれることがあります。
「レビューもありがとうございます」と言われたり、「レビューのこの言葉が良かったです」と細かく感想を言ってくれたりする方もいるので、一人でほくそ笑んでいます。
作品を読み終えてから、レビューを書く時間が少し掛かります。なので私は、最終話を読んだら、すぐには応援ボタンを押さず、レビューを書いて準備をしたのちに、応援コメントとレビューを一気に投稿します。こうすることで、応援コメントに作者が即レスして、レビューに後から気づくという危険がなくなります。
一度に2つも感想を書くのは難しいと思う方もいるかもしれません。私の場合、レビューは作品全体の感想で、ネタバレなし。応援コメントは、最終話の感想が中心で、ネタバレを気にせず書いています。
私はお礼を言われるのが好きなので、よくやる手口ですね(笑)
おすすめレビューを書いていると、たくさんの方から感謝の言葉をいただけます。私自身、創作している小説にレビューをもらえると嬉しくなり、創作意欲が増します。コメントやレビューを通して知り合った創作仲間もいて、楽しいカクヨム生活を送れています。
最初にも書きましたが、おすすめレビューの書き方は自由です。このエッセイを読めばレビューを上手く書けるようになるかはわかりません。でも、1つか2つでも、気づいたことがあれば参考にしてみてください。
「レビューの書き方がわからなくて書けない」と悩んでいる読者たちの手助けに、少しでもなれたのなら幸いです。そして、コメントやレビューを通して、読者と作者がより楽しめる創作の場ができることを祈っています。
《 『宮草流おすすめレビューの書き方』 終 》
追伸:質問受付中
自己流のおすすめレビューの書き方を紹介しましたが、質問があれば本作のコメント欄にお書きください。「ここをもっと知りたい」、「こんな場合はどうするの」など、コメントやレビューの書き方で、気になることがあればお寄せください。あくまで私なりの回答になりますが、お答えする予定です。
質問が多ければ、新しいエピソードを追記して、取り上げる予定です。
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