最強姉妹の四女として生きる
西野悟
異世界生活編
第1話 悠乃、異世界で生きてました
家は私、
私の目に映る炎は、心にも深く刻まれた。
それは私が、どこで生まれ変わっても、例えば私が火に強いドラゴンになったとしても、なれることは無理だと思う。
私はあんなトラウマを持ちながら生まれは変わりたくない、できれば完全に壊れたテレビの様に私の目には何も映らないでほしかった。
「おぎゃあおぎゃあ」と誰かの泣き声が聞こえ私は、生きていたのかと少し落胆をしてしまった。
だが、私はもう十八回と年を越してきた。親の事を考えても、最低、二十回年を越せれば満足だ。
その間、私はできるだけ火とは無縁の生活を過ごせばいい、料理だってレンジで温めればいい、冬も暖房を使いストーブを使わなければいい、そんな風に考えていたが、私はその鳴き声が自身の物であると、気が付いた。
うっすらと見える視界に私よりも、確実に大きい人がいた。
「あらあら、小さいわね」
「あぁそうだなシュクリム姉さん……それにしても可愛いな」
私に向って言っているのだろう二人は、可愛らしい声で、そう言った。
私のぼやけた視界で見るに、片方は肌が白く薄い金髪で肩にかかるほどの長さの綺麗な髪だった。
もう片方の肌は小麦色に焼け、ショートカットの薄い金髪だった。
「ごめんなさい、遅れちゃって」
しばらくしてから、ギィーと扉の開く音が聞こえた。私は首を自由自在には動かすことが出来ないが、ここに来る人物は私に見えるように顔をのぞかせてくる。
遅れてきた人も、女性で肌はものすごく白く、今までの人よりも髪は長く、どちらかというと、最初に顔を覗かした人に雰囲気は近かった。
だが、今までの人と違ったのは、もう一人いたことだった。
「ほら、ダルク、この人がおばさんよ」
私の顔が見える様にのぞかせる……(そんな事より生まれたての子供におばさんは失礼じゃん! なにもわからないだろうと思って好き勝手言って!)
(だけど、相当この子も美形だな? はぁこの子も小学校に入ったら引く手あまたなんだろうな~まぁ私もおばさんとして鼻が高いでございますよ!)
そんなこんなで私は異世界に転生する事になってしまった。
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