おまけ

espressivo

第29話

「俺と生涯を共に生きて下さい」




大翔にそう言われたあの日。



私は一生この人に着いていこうと決めた。



間違いじゃない。大翔を選んだことは私の誇り。



ずっと大翔といたい。

生きていきたい。



どんなことがあっても、もう離れないと抱き締められた腕の中で静かに誓った。




――…そして私は大翔のお嫁さんになった。



世界一幸せにしてやると言われたけど、私はもう世界一幸せだよ。



十分すぎるくらい幸せなんだよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る