第4話 2回目ー救急車
2回目は30歳の9月のことでした。
その日の先週に39℃の熱を出して近所の耳鼻科にお世話になって熱を下げて週明けに仕事に行ったものの、その週末にまた熱が39℃出てしまい自転車で耳鼻科に向かうときのことでした。
耳鼻科へ行くため坂道で自転車を漕いでいましたが突然何もかも嫌になってしまい、近所のコンビニで休憩しました。それでも全然動ける気がしなくなってしまい、コンビニの駐車場から救急車を自分で呼びました。とにかく病院へ行きたかったのですが自力では家に帰ることも病院へ行くこともできなくなっていました。
救急車に乗るのは家族の付き添いなどで実は10回目くらいでしたが、自分が搬送されるのはしっかり意識がある状態ではこれが初めてでした。前回は朦朧としていたので。
病院に着いて、検査をしてもらったところ尿路感染症だと言われて入院することになりました。その時財布に1万円しかなく…(残高もゼロ)。近所の耳鼻科ではお薬手帳が必要なかったので持っていませんでした。
私は「入院は困ります! お金がないんです」「それに入院したら職場から怒られる」と言ったような気がします。案の定、入院してから職場に電話したら担当者にガチギレされて「それでも社会人か!? 代わりを見つけるまで入院は許さない」と怒鳴られました。なんやかんやあり退院後にやめましたがやばい会社でしたね。ワハハ。
よく私は「ただの風邪で入院したことがある」話をしますが、これがそうです。まだ新型コロナが流行る前で、インフルエンザでも肺炎でもないただの風邪がきっかけでした。(一応、尿路感染症ではあったのですが)
ただの風邪で入院した私は、それから12日くらい(14日以内だったはず)入院することになりました。
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