万夫不当〜武力だけオーバーフロウ!〜

タクアン漬け

幼年(今川家・迷走)編

幼年編 登場人物(幼年編終了時)


◎堀越 六八郎(ほりこし ろくはちろ)

・生年 1551年(初登場時 4歳)

 ・前世 笠原道夫 享年 41歳

・今川家の一門・堀越氏の分家の庶子。元の六八郎は乳飲み子の頃から人質となった捨て駒。元々の六八郎は立場を悪く説明した心無い人間によって、精神的に限界を迎えていたときに誰が仕組んだか。凍死した笠原道夫と合体。『六八郎の体を記憶や知識を併せ持った道夫』+『何か』となっている。

 ステータスを見れたので、他の人間も見ようとしているが、実は自分の『能力』及び『判定値』を定期的に見ることしかできない。また、カリスマや凄みというものを体で感じることが出来る。

 人生の大方針は生き残ること。自分のやりたいことをやるために行動すること。




◎太原雪斎

 黒衣の宰相。今川の執権と呼ばれている高僧。僧として一流なだけでなく、武士としても教育者としても一流。変わる前の六八郎を情をかけて預かった。変わった後は最後の弟子として、徹底的に教育して詰め込んだ。六八郎の心配と善意の言葉で少しだけ寿命が伸びたが大勢は変わることなく亡くなることになる。彼の延命によって六八郎はミリミリした計画を諦めることになる。



◎松平元信(元康)

 三河の豪族・松平家当主にして、今川一門の若き武将。ご存知、後の天下人・徳川家康。後年のタヌキと呼ばれるような謀略や政治工作についてはマダマダ未熟な律儀な青年であり、六八郎にとっては同門の兄弟子でもある。筆まめに関わる六八郎を弟分として目をかけている。

 


◎今川氏真

 今川家の次期当主。後に大名家としての今川家を滅亡させた男として伝わる人物。彼自身は善良で文武に優れているが大名として、武将としての凄みに欠けている。元康の兄貴分でもあり、六八郎の兄貴分でもある。実の弟たちとは義元が骨肉の争いの経験もあって面識は殆どないままに別離しており、仲も良くない。


◎今川義元

 現在の今川家当主。海道一の弓取りと言われるほどの傑物。子供っぽさと大人らしさを併せ持つ人物であり彼が持つ凄みで六八郎は体を痛め、気を失うほど。現在は尾張侵攻・支配のための再準備を行っている。


◎早川殿

 今川氏真の妻。相模の獅子・北条氏康の長女。子どもが居らず、氏真が目をかける六八郎に構い甘やかす。


◎寿桂尼

 義元の母。女大名と言うほどの知性と、女としてのわがままさを持つ。義元、氏真、早川殿が目をかけている六八郎を曾孫のように扱う。その理由としては義元に対して反抗的な一門衆に対しての牽制もあるそうだが…


◎塚原卜伝

 ご存知『一の太刀』を振るう剣豪。六八郎の桁違いの武才を見て直弟子に誘うが断られる。六八郎としては食っていけるならともかく、武芸だけで食ってくのは武士より難しい気がしたので断ったのだが、万が一の時の身元引受人として名乗り出るほどの評価をされている。


◎堀越家一党

 六八郎としての生家。しかし、乳飲み子のときに人質として出されたために面識はない。変わる前の六八郎とは関わる気すら無かったが、変わったあとの六八郎には『家のために働け』と命令してきたのだ既読無視をしている。現在の六八郎は早く縁を切って独立したいほど無意識的な忌避感を覚えている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る