第46話「決意の門出」
「餅のようだな……お前の頬は」
「…………え」
「な……んなのーーーーーッ!?」
「なにが~?」
「いやだから……人のほっぺ触るだけ触って寝ちゃうとか……って…ぎゃああ──んぐ!?」
真横にいつの間にか、その男は並んでスヤスヤと眠る
「しーーっ!!起きちゃうって!!」
「ふぇ……ふぇいふぉん!?(ヘ、
「ちゃんと話せたかい?」
「…
「あはは!今更気付いたのかい?。…自分の事は二の次の奴でさぁ~、欲が無いと言うか……どうやったらこんなに慈愛深くなれるんだろうかね……」
「
「うーん…キミの事は、結構好きだよ?」
「ちょっと、茶化さないでよ…」
「茶化してないさ───キミは、素直で真っ直ぐで…穢れない心を持った人間。」
「う……そんなストレートに言われちゃうと…」
「自分が何故、龍に生まれてしまったのか──…善悪関係なく、オレ達はこの世界の人間を護らなくちゃいけない。例えそれが罪人だったとしても…───…
「そんなのいっぱいいるよ!!!。今でも、あたしの体型のことを馬鹿にしたやつらとか、お母さんとおばあちゃんを酷い目に合わせて…
「あたしね、最初に
「……キミには───
「なりませんっ!!」
「え~、つれないなぁ…。でも、今のオレの主はキミだからさ、護らせてくれよ?
その名を改めて聞くと、自分は
(あたし…普通の高校生なのになあ…。)
此処に来てから考える暇もなかったけど、あたしは痩せて呪いを解かなきゃいけないのに……
(あたしは……元の世界に戻りたい?───それとも、この世界で…皆と?───)
「あーーー!駄目だ!!モヤモヤするから考えるのやめる!!」
「うお…!、急にどうした?」
「なんでもないよっ。てゆーか!
「───ヤバいに決まってんだろ」
険しい表情で、これもまた唐突に気配もなく現れたのは
龍という生き物は、どうしてこうも気配がないのだろうか……。
「陛下!…───じゃない……、
普段陛下呼びの
それは、一旦──帝を退位する事になったからだ。
本来であればこのまま退位し、
然し───予想外の
(悩んでる暇なんてないよね…!。それに…あっちに帰っても……もうあたしには家族が居ないから───)
今は、
そう思う
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