第5話 ひたすらレベルを上げる為に


 町に来て5日目に成った。宿の朝食を食べて7時半ごろにギルドに向かう。

 

 俺は昨日ベットの中で2時間ほど考えていた、全てを思い出すためにはレベル上げが最も重要な事だ、と言う結論を持ってレベル上げに注力する積りだが、受けられる依頼が限られている。其処で薬草採取を中心に熟し、偶然を装い魔物に遭遇した事にして討伐する。主にゴブリンを中心にサーチで見付け接近し、一気に切り付け討伐する作戦で行く積りだ。


 ギルドに向かう途中には、一般町人は鑑定しながら進み鑑定のレベルを上げる事にしていた。一般人しか鑑定しないのはトラブルを避ける為だ、一般の町人は鑑定されても気付かないし、万が一気付いたとしても荒くれ者の冒険者と違い此方を睨み付けに来るぐらいで、気付く人は商人が殆どで滅多に無い事で俺の朝の鍛錬の一つにしていた。

 

 ギルドに着くまでに今日はピコンと鳴った時に目の前がギルドだった。中に入ると相変わらずの朝で、多くの男女が依頼が有る掲示板を取り巻き、ああでも無い、こうでも無い、と煩く相談しながらどれにするか決めていた。

 

 俺はそんな喧騒とは無縁で受付に顔を出し、何時もの様に籠を借りてギルドから出て門に向かった。途中何時もの所に屋台が出ていたので、ホットドック風を2個買い銅貨4枚を渡して東門をでた。


 1時間と少し歩き岩場に到着して先ずは周りの気配を探って居ると、ピコンと鳴りサーチレベルが上がった事が分かった。最近はピコンにも慣れ鳴ると何が上がったか分かる様に成り、態々確認しなくても良い様に成って来て、俺もチ-ト(チ-トて何だったか頭に思い浮かんだ言葉に?に成った)な存在に近付いて居ると感じた。


 少し休憩がてらサ-チしながら10分程岩に腰を乗せていたが、岩の向こうの林に入って先ずは薬草を採取する。30束程取ると奥に進む事にして動き始め、30分程奥に来た時に怒号と戦闘音が聞こえて来た。


 若い5人程のチ-ムが10匹程のゴブリンと戦闘を繰り広げ、ゴブリンは古い剣を手にして居る個体も居り激戦の様だ、俺は気配を消して接近を試みて今は30m程の藪に潜んでいた、ゴブリンたちの後方に少し大きめの杖を持ったゴブリンが居て、何やら詠唱の様な言葉(多分ゴブリン語)を呟いていた。


 ゴブリンが呟き終わると杖の先に火の玉が現れ、杖を振ると冒険者の方に飛んで行った。冒険者たちは火の玉を何とか躱し、火の玉が小さかったのが幸いして火事にも為らずに済んだが、俺はそのゴブリンを鑑定して見ると、ぎりぎりの距離だったが何とか鑑定出来たのが、ゴブリンメイジで魔法が使えると有った。


 俺はそのゴブリンを倒したくなり、気配を殺しながら近づき数メ-トルの所から、剣技二段突きを発動しながらゴブリンメイジを仕留める事に成功した。するとピコン、ピコン、ピコン、と鳴り何かが上がったのか不明な物も有った。


 ゴブリン達と戦闘していたチ-ムが、ゴブリンメイジが居なくなったのが幸いしたのか、全て倒した様で俺がメイジを倒した事の礼を言って来たが、ギルドの本には冒険者が戦闘している時は邪魔をしない事と書いていたが、今回は苦戦もして居たので好意的に対応して呉れ、「俺達は紫紺の渚と言うEランクチームで、マルトを拠点にして居る今回は助かった、ゴブリンの群れに上位種が居て魔法を撃って来るし、もう駄目かもと思った時に君がメイジを倒して呉れたので、ゴブリンの統率も乱れて其処を一気に突けた」と其れこそ一気に捲し立てたがはっと気が付いたのか、「俺はチ-ムリ-ダ-のハリトンと言う物だ、君は余り見かけない人だがソロかい?」と聞いて来た。


 「俺は最近この町に来てソロで活動しているヤストと言う者だ、年は取っているがまだ駆け出しでFランクで冒険者に成って6日目だ。」「そうですか、我々も結成して1年経ってやっとEランクに成ったばかりのひよっこで、全員17才で同じ村の出身の仲間です。又、町で在ったら飯でも奢らせて貰います。それでは気を付けて」と言いながら魔石と耳を取り去って行った。


 彼らと別れ、岩場に帰って来てホットドックを食べ終わりステ-タスを見て見た。


   ヤスト(人族) 21才 男  レベル5


 HP 55

 MP 55


 敏捷 13

 力  14

 魅力 9

 運  13


 装備  ・古い剣 ・ナイフ

 

 スキル  ・鑑定  ・剣術  ・探知  ・気配消し


 エキストラスキル ・言語理解  ・・・・  ・・・・


 鑑定 レベル7  ・少し鑑定できる(35m以内)


 剣術 レベル5  ・全ての剣が扱える ・スラッシュ ・受け流し

         ・二段突き ・払い打ち ・一文字切り ・一刀両断


 探知 レベル3  ・気配を感じれる(半径50m)

          ・魔物の気配を感じ取れる


 気配消しレベル1  ・気配を消せる


 レベルが2上がり、各ステ-タスも其々上がり、気配消しと言うスキルも増えていた。レベルが5に成るとゴブリンが3体位正対しても戦えると本に有った。


昼の休憩も止めて森に再度入りゴブリンを探す。入り口から1時間余り入った所に違和感を感じ、気配を消し辺りを見渡すと少し北に賑やかな気配を感じ、其処を覗く為に移動して丁度いい感じの藪に入った。


 目の前の光景を見て震えた、其処にはゴブリンが70匹から80匹が屯し何やら騒がしい、見ていると大きなゴブリンが小屋から出て来て、演説をして居る様な雰囲気で多くのゴブリンが気勢を上げていた。


 俺は心の中で「これは大変な事態だ、ゴブリンの村が出来ている」と呟き、直ぐに町に帰りギルドに報告する事にした。


 俺が帰り着いたのは15時30分に成る前だった、まだ多くの冒険者も帰って無い時間帯で空いていたので、先に受付に行きゴブリンの村を見たと報告をした。

 すると受付嬢が「少々お待ち下さい。先に買取とかが有る場合は済ませて置いてください」と言って階段を駆け上がって行った。


 俺は受付嬢の言葉を聞き買取窓口に回った。其処でゴブリンメイジの耳と魔石を出し、薬草と毒消し草の束系束を出した。買取窓口ではゴブリンメイジの魔石と耳を銀貨3枚で買取をして呉れ、Eランクに昇格だと告げられた。


 直ぐにEランクのタグを持って来た時に、上の階から受付嬢が降りて来て俺に「ギルマスに報告をします。一緒に来てくれますか?」と言って来た、俺が了承して階段を上り一つの部屋に来た。


 其処には大きめのソファーがテーブルを挟んで対で置かれており、其のソファ-に座る様に部屋の主が言った。俺が座ると体面に座った男が「俺が当ギルドを預かるスタンシ-ルドと言う」と言って「早速で悪いが、ゴブリンの村を発見したと聞いたが本当か?」と言って来た、俺が場所と状況を説明すると先ほど買取窓口に居た男性が入って来た。


 彼は「私は、当ギルドのサブマスをしているミロルと言います。ヤストさん宜しく」と挨拶され、サブマスが「先程ヤストさんからゴブリンメイジの魔石と耳の買取をしました。メイジが居たと言う事は村が出来ている可能性が高いと私も思います。」と報告されたので、俺がメイジ1体だけの討伐の経緯を話した。


 ギルマスが「もう直ぐ冒険者が帰って来る。其処で明日の討伐隊を募ると言い出した。Dランク以上が5チ-ムも有ればいいだろう」と言って指揮はミロルが取る様にと言い付けた。



☆☆・・・・・・・・・・・・・・

 

 宿屋の値段を訂正しました。此処まで書いて貨幣の価格一覧を作り確認すると可成り矛盾が有り訂正させて頂きました。

 日本円に換算したお金の一覧は次の様にしました。



  お金

鉄貨 1枚 1ダロン  X10枚 銅貨1枚  鉄貨  1枚 10円

銅貨  1枚 10ダロン X10枚 大銅貨1枚 銅貨  1枚 100円

大銅貨 1枚 100ダロン X10枚 銀貨1枚  大銅貨 1枚 1000円

銀貨 1枚 1000ダロン X10枚 大銀貨1枚 銀貨  1枚 1万円

大銀貨 1枚 1万ダロン X10枚 金貨1枚   大銀貨 1枚 10万円

金貨 1枚 10万ダロン X100枚 白金貨1枚 金貨  1枚 100万円

白金貨 1枚 1億ダロン  X10枚 紅玉貨1枚 白金貨 1枚  1億円

紅玉貨 1枚 1億ダロン  1枚 10億円   



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る